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オーセンティックとSAS、音声を50秒収録できるICカードを発表

1999年06月23日 00時00分更新

文● 編集部 白神貴司

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(株)オーセンティックと(株)エス・エー・エス ジャパン(SAS)は23日、スピーカー内蔵の『おっとICカード』を発表した。これは、非接触型の認証用ICカードで、50秒間の音声データを録音・再生できるのが特徴。再生のみ可能なType1と録音/再生が可能なType2が用意されている。Type1が11月1日、Type2が12月1日に出荷開始を予定している。価格はいずれも1万個ロット時で、Type1が800円、Type2が1000円となる。ちなみに、カードの名称の“おっと”は、“音”をもじったのだという。

『おっとICカード』のサンプル。カード表面にはオリジナルのロゴやイラストなどを印刷できる
『おっとICカード』のサンプル。カード表面にはオリジナルのロゴやイラストなどを印刷できる



おっとICカードは、本体内にICチップ、音声LSI、音声再生用のスピーカー、電池(CR2016)、アンテナを内蔵している。専用のリーダーにかざすとICチップ内の認証データを読み取り、ID情報などを識別できる。また、スピーカーを内蔵したことで、音声LSIに収録した音声データをカード単体で再生することもできる。音声データの容量は1Mbit。

サンプルカードの裏面。矢印の部分を押すと音声が流れる
サンプルカードの裏面。矢印の部分を押すと音声が流れる



音声データの録音には、カードを挿入するスロットを装備した専用の端末を利用する。端末の価格は4~5万円程度になる見通しだという。

両社では、このカードをコンサートチケットや観光案内システムなどに利用できるとしている。具体的には、コンサート会場への入場時にID認証カードとして使用し、終了時にアーティストからのメッセージを録音する、などといったプランを想定している。また、博物館などで、展示物の説明を収録したカードを配布する、といったアイデアもあるという。すでに、あるミュージシャンのコンサートでチケットとして実験的に使用され、観客の入場もスムーズに行なわれたという。

オーセンティックの近藤信之社長(左)とエス・エー・エス ジャパンの塚脇吉典社長
オーセンティックの近藤信之社長(左)とエス・エー・エス ジャパンの塚脇吉典社長



両社では初年度で40億円の売り上げを目指すという。また、録音時間の延長も検討しており、約30分の録音ができるカードの開発に着手している。これが実現すれば、音楽コンテンツの販売ビジネスへの展開も視野に入れているという。

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