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コンパックが今年第2四半期に損失を予測――第3四半期リストラへ

1999年06月21日 00時00分更新

文● 編集部 山本誠志

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コンパックコンピュータ(株)の発表によると、米コンパックコンピュータ社は17日(現地時間)、第2四半期の決算予測を発表した。

同社は今期、1株あたり15セント(約20円)の損失が見込まれるという。この損失の原因として、同社がPC市場の動向を見誤ったことを認めた上で、競合他社との競争による利益率低下などを挙げている。また、インターネット関係の買収に伴なう営業権償却などの費用増加によって、第1四半期以降、全体の支出が増加したという。

同社は同時に、組織に関する再編成プランを発表した。これは、今後の経営戦略の強化を目的とするもの。このプランは、(1)戦略実現に向けた経営改善、(2)意思決定の迅速化、(3)顧客との密接な関係構築、(4)成長促進の課題への取り組み――の4つを柱とする。具体的には、“Enterprise Solutions and Services”および“Personal Computer”、“Consumer”の3つ事業部門をそれぞれ独立採算制組織とするほか、“Global Sales and Marketing”グループの創設、電子商取引活動を統轄する専門部門の設立などを予定している。これらの組織再編を完遂することで、同社は20億ドル(約2500億円)の運用費用が削減できるという。なお、第2四半期の決算報告の発表は、現地時間の7月28日を予定している。

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