米マイクロソフトは19日(現地時間)、米シカゴで開催中のWindows
World/COMDEX Springにおいて、『Microsoft IntelliMouse Explorer』(以下、新型インテリマウス)を発表した。
![]() | IntelliMouse Explorer、底面と後端の赤色LEDがアクセント |
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新型インテルマウスは“Microsoft IntelliEye”と呼ばれる光学式システムを採用。これは光学式センサーとデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)を利用するもので、毎秒1500フレームの分解能を備える。
ボールを転がす必要がないためマウスパッドは不要で、ある程度平らな面であれば材質を選ばずにマウス操作をすることが可能。ヒザの上や絨毯の上で使用することもできる。またボールがないことから底面を下に向ける必要がなく、逆さにした状態や、壁に向けての使用も可能になっている
本体はプラスチック製で、チタンを意識したシルバーの塗装が施されている。底面は透明で、基板が透けて見えるのデザインになっている。底面の中央部とマウスの後端部には赤色のLEDが配され、これがデザイン上のアクセントになっている。
![]() | シルバーのボティーは、同社によれば艶のある輝きを見せるという |
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本体側面の左側にはボタンが2つ用意されており、インターネットブラウザーのBackとForwardの役割を与えられている。これらのボタンには任意のフィーチャーをアサインすることができ、コピーとペースト、印刷と保存など、自由な組み合わせを設定することが可能だ。
本体のサイズは開発中のため確定していないが、会場の展示品を見る限り、現行のIntelliMouseとほぼ同じ大きさ。ゴムボールを内蔵しないため重量は非常に軽く、実際に手にした感覚ではIntelliMouseの半分以下と思われる。
対応OSはWindows95/98/NT4.0。Windows2000にも対応するが、2000が出荷前のため現時点では正式サポートが表明されていない。対応ポートはUSBとPS/2で、USBで利用する場合はWindows98が必要。
出荷は9月を予定しており、予定価格は74.95ドル(約9000円)。また、従来のIntelliMouseにIntelliEye機能を付加したアップデート版も同時発売され、こちらは予定価格が54.95ドル(約6600円)となっている。
