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アスキーNTなど、“WindowsDNA”をテーマにセミナー開催

1998年04月14日 00時00分更新

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 (株)アスキー・ネットワーク・テクノロジー(アスキーNT)とActiveX Developer Groupが主催する、アプリケーション開発者向けセミナー“Microsoft Developer Days '98 Tokyo”が本日、東京・新宿京王プラザホテルで開幕した。マイクロソフト(株)の最新製品群を利用して、“WindowsDNA”アーキテクチャーの概要を紹介するもので、講演、ワークショップ、展示会が実施された。15日まで開催。

 



 アスキーNT代表取締役社長の西和彦氏、マイクロソフトソリューションデベロッパー事業部部長の東貴彦氏が基調講演に臨んだ。

 



 WindowsDNA(Distributed interNet Applications Architecture)とは、'97年9月にマイクロソフトが発表したアーキテクチャーで、Windowsプラットフォームをベースに分散オペレーティング環境を構築するものである。これまで同社が開発してきたアーキテクチャーの集大成ともいえ、「今後マイクロソフトは、WindowsDNAにそった製品開発を行なっていく」(東氏)。

 WindowsDNAの特徴は、アプリケーションを、Webブラウザーをベースとした“ユーザーインターフェース&ナビゲーション”、ビジネスロジックを形成する“ビジネスプロセス”、およびデータベースにあたる“インテグレーテッドストレージ”の3層構造で構築する点にある。各層では、COM/DCOMに準拠したコンポーネントの組み合わせによるプログラミングを行なう。各層は独立するため、設計の変更や機能の追加なども効率よく行なえるという。

 また、3層構造化することで、WebブラウザーおよびWebサーバーを利用した分散環境が実現でき、サーバー/クライアント用プログラムを別々に開発する必要もなくなる。

 西氏は、WindowsNTとインターネットが結合して産まれる分散環境をパソコンのアップサイジングと定義、WindowsDNAの本質を「パソコンのアップサイジングを担うソフトウェアアーキテクチャーだ」と指摘した。

 また西氏は、米タンデムコンピューターズ社と米ディジタルイクイップメント社を買収した米コンパック社を「典型的なアップサイジング会社」とし、今後、サン・マイクロシステムズ対コンパックの戦いは、ダウンサイジングに向かうUNIXとアップサイジングに向かうWindowsNTの戦いになるだろうと述べた。(報道局 浅野広明)

・マイクロソフト
 http://www.microsoft.com/japan/

・Microsoft Developer Days '98 Tokyo
 http://www.ant.co.jp/devdays_rel.html

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