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富士通、囲碁棋譜データ収録ソフトを3本発売

1998年03月20日 00時00分更新

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 富士通(株)は、囲碁棋譜データ収録ソフト『第十回 世界囲碁選手権・富士通杯』、『第九回 世界囲碁選手権・富士通杯』、『ミニ碁一番勝負 ~趙治勲(ちょうちくん)・馬暁春(ばぎょうしゅん)・石田芳夫の九路盤熱闘譜~』を4月3日に発売する。プロ棋士による囲碁対局の棋譜データを収録したもので、詳細な局面解説を付したのが特徴。

●『第十回 世界囲碁選手権・富士通杯』、『第九回 世界囲碁選手権・富士通杯』

 



 世界囲碁選手権・富士通杯は、毎年行なわれている囲碁のトーナメント大会。『第十回 世界囲碁選手権・富士通杯』には、昨年行われた第10回大会の全対局および同大会予選の中から厳選した名局の計30局が収録されている。優勝者の小林光一九段へのインタビューが動画と音声で閲覧できるほか、棋士のプロフィール、トーナメント表、大会風景写真なども用意されている。

 一方、『第九回 世界囲碁選手権・富士通杯』には、第9回大会の全対局と、第1回~8回大会に行なわれた対局の中から厳選した名局の計48局が収録されている。



 いずれの棋譜も、一手ごとの再生およびスピード調節のできる自動再生が可能で、局面の途中でユーザーが自由に碁石を打ち継ぐこともできる。また、小島高穂九段の局面解説やこのような打ち方もあるという参考棋譜を随所で収録しており、プロ棋士の打ち筋を学ぶことができる。小島九段は、製品発表会の席上、「初段から5段くらいまでの有段者を対象に解説を加えた。トッププロの息づかいを感じてほしい」と語った。

 第10回大会版はWindows95対応、第9回大会版はWindows3.1/95対応で、価格はいずれも5800円。

●『ミニ碁一番勝負 ~趙治勲・馬暁春・石田芳夫の九路盤熱闘譜~』

 


 囲碁は通常、19路盤(縦横に走る線の数が19×19本の碁盤)上で争われるが、9路盤を用いた“ミニ碁”という対局方法もある。『ミニ碁一番勝負』は、'87年より放映されている同名テレビ番組(読売テレビ)でのミニ碁対局の棋譜を収録したもの。趙治勲、馬暁春、石田芳夫という3名のトップ棋士の棋譜が、各12局ずつ計36局収録されている。全対局に山田規三生(きみお)王座の局面解説を付加している。Windows95対応で、価格は4800円。(報道局 浅野広明)

http://www.fujitsu.co.jp/

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