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マイクロソフトとインテルがPC 99規格のバージョン0.3を発表

1998年02月16日 00時00分更新

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 米マイクロソフト社と米インテル社は、'99年に向けたパソコン設計ガイドライン“PC 99”を2月11日(現地時間)に発表した。ハードメーカーが“Designed for Microsoft Windows”ロゴを取得するためには、この規格を満たさなければならないことから、業界全体の注目度も非常に高く、影響力の大きい規格といえる。

 PC 99の基本的な構成は、CPUはPentiumII-300MHz以上か同等以上の機能を持つもの(MMX機能必須)、2次キャッシュは256KB以上、メモリーは32MB以上を搭載すること。ACPI(Advanced Configuration Power Interface)のうちソフトウェアからの電源オフとスリープ待機への対応、USBキーボード、USBハブのBIOS対応も必要とされている。

 バスと拡張機能については、ISAバスは不可とされ、PCIバスが搭載される場合にはPCI2.2サポートが条件。USBポートは2基、IEEE1394のサポートが推奨されている。また、記憶装置関連ではCD-ROMよりは2倍速のDVD-ROMドライブを推奨している。ほか、56Kbpsモデム、グラフィックシステムのAGP対応、ディスプレーのVESAプラグへの対応などが挙げられている。オフィス用パソコンの場合は、ネットワーク機能も必須となった。

 PC 99の今後のスケジュールは、2月23日まで今回のバージョン0.3に関する意見を受け付け、3月6日までにそれらの意見を反映したバージョン0.5を発表するとしている。5月15日までにバージョン0.9を発表したあと、6月15日に正式発表を行なう予定。(報道局 市川美穂)

http://www.microsoft.com/hwdev/pc99.htm

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