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米Syncronys Softcorp社の副社長が来日「日本は収益では世界第1位の市場」

1998年02月09日 00時00分更新

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 ウイニングラン・ソフトウェア(株)から2月13日に発売されるユーティリティー『BigDisk日本語版』のプロモーションのため、開発元の米Syncronys Softcorp社副社長、Joe Cheng(ジョー・チェン)氏が来日、プレスインタビューに応じた。

 



 同製品は、Windows95対応、価格は8800円で米Syncronys Softcorp社が日本で発売する初めての製品である。同社は'95年に設立されたまだ若い会社だが急成長し、設立年に株式公開するまでになったという。Cheng氏は同社のOEM・アジアセールス&マーケティング部副社長として、'97年12月に就任した。その前は米Quarterdeck社でアジアセールス&マーケティングディレクターを務めていて、ファイル管理ソフト『CleanSweep』やメモリー拡張ソフト『MagnaRAM』、メモリー管理ソフト『QEMM』などを日本に紹介したことでも知られている。

常にソフト市場でトップを目指す

 Quarterdeck社と製品が競合するのではないかとの質問に対しては、「Quarterdeck社を競合会社とは考えていない。アメリカのソフト業界では、同社やSymantec社など古くからあるソフト会社は、新しい分野で成功した製品が出てくると、それに追随した製品を開発するというタイプの会社が多い。わが社はそうではなくて、パソコン環境でどのような問題があるのかを研究し、それを解決するための新製品を開発する、というスタンスをとっていくつもり。常に新しい分野の製品を市場に出すというリーダーシップをとっていきたい。初めての製品開発というアドバンテージがある代わりに、それが成功するかどうかというリスクを負わなければならないけどね。でもわが社はマーケティング技術も優れているし、ソフトウェア市場でトップを走っていきたい」と、副社長就任後間もないながら、同社にかける意気込みを見せた。

日本市場は世界第2位の重要なマーケット

 マーケティングのプロフェッショナルを自負するCheng氏によると、「日本市場は規模的には世界第2位だが、わが社にとってはすでにある製品を投入するため、利益率が高く、収益的には世界第1位であり、非常に重要な市場。この製品も日本でメジャーな製品になると確信している」と、日本市場を重要視している旨を明らかにした。

複数のディスクをひとつのディスクとして統合

 「メモリーを拡張するとき、メモリーを挿したらPCが自動的に認識して、古いメモリーと新しいメモリーを区別することなく動くでしょ。これと同じことがハードディスクにもできなければ、ということからこのソフトウェアは生まれたんだ。ハードディスクが拡張された、とOSが考えてくれるのがこのソフト。どのハードディスクでも隔たりなく使用できるんだ」と説明するように、同製品は複数のハードディスクやハードディスクのパーティション、JazやZip、MOなどのリムーバブルドライブを統合し、ひとつの仮想ドライブとして利用できるユーティリティー(画面1)。ディスク間のデータ移動も、“エクステンション(画面2)”機能を使えば、専門知識がなくてもバーをスライドさせるだけで簡単に行なえるという。

画面1
画面1



画面2
画面2



WindowsNT版、Windows98版も発売予定

 「VFMS(Virtual File Management System)という、特許をとった技術がこれを可能にしたんだ。この技術が、Windows95にどこにどのファイルが入っているかを教え、ユーザーは別々なドライブではなく、ひとつのドライブに入っているような感覚で複数のディスクを使えるんだ。今のところWindows95にしか対応していないけど、第2四半期にはWindowsNT版とWindows98版も出そうと思っている。もちろんWindows98版は、Windows98が発売されたあとだけどね」

 同製品は米国では昨年9月に発売され、昨年12月の時点では3万本を出荷しているという。ちなみにこの製品のパッケージの意味は、「何枚かのハンバーグや野菜、パンをハンバーガーにすれば、ひとつの大きなハンバーガーとして食べることができるでしょ。複数のディスクをひとつの大きなディスクとして使えるようにする、この製品のイメージを表わしたものなんだ。おいしそうでしょ」

 同社では1四半期ごとにふたつの製品を米国だけでなく日本でも発売する予定という。米国では同製品のほか監視ソフト『EyeCatcher』、ハードディスク最適化ソフト『Windrenalin』、圧縮解凍ソフト『Zipper』などが発売されている。『EyeCatcher』はPCカメラを使い、その前を通った人がいるとFAXやE-mailで知らせる、パソコンをセキュリティー装置として使えるようにするモニタリングソフトで、ウイニングラン・ソフトウェアで取り扱いを予定しているという。日本でも数ヵ月のうちに、同社のたくさんの種類の製品を市場で目にすることになりそうだ。(報道局 酒寄公子)

http://www.winningrun.co.jp/
http://www.syncronys.com/

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