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“NET&COM'98”が幕張メッセで開幕

1998年02月04日 00時00分更新

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 “NET&COM'98”が今日から6日まで幕張メッセで開催される。企業情報システムおよびネットワーク最新ソリューション展として、関わるハードウェアからソフトウェア、サービスなどが幅広く展示されるほか、ワークショップセミナー、フォーラムが開催される。

 展示会場内は、ネットワーク/通信、Web環境構築、IT(Information Technology)、CTI(Computer Telephony Integration)'98の4つのゾーンに分かれていた。中でも注目の的だったのが、WindowsCE2.0を採用したカシオ計算機(株)の”Palm PC”『CASSIOPEIA E-10 Palm PC』米国版の参考出品。本製品は、今年の1月、米ラスベガスで開催された”CES”に参考出品されたもの。米国では4月発売予定(価格未定)。『同製品』日本版については、「WindowsCE2.0日本語版が発売され次第、すぐにでも発売したい」と担当者はコメントしていた。来場者からは、日本での発売が待ち遠しいとの声があがっていた。

 



 また、次世代ネットワークのGbitEthernet、xDSL(Digital Subscriber Line)、ISDNを用い、低速・低料金で常時接続環境を可能にする技術のAO/DI(ALWAYS ON/DYNAMIC ISDN)対応の最新機器がスリーコムジャパン、日本電気、兼松コンピュータシステム等により展示されていた。xDSLは海外でサービスが始まり、日本ではNTTがフィールド実験を始めている。AO/DIも'98年のサービスが期待される最新技術。

 賑わいを見せていたのは『ウイルスバスター97』の製品紹介をしていたトレンドマイクロ(株)のブース。来場者のコンピューターウイルスに対する関心の高さを示したと同時に、看護婦の格好をしたコンパニオンが会場を訪れた来場者たちの熱い視線を浴びていた。AT&T Jens(株)では、インターネット電話サービス『AT&T@phone』展示。電話ボックスに似せたリアルなボックスにインターネット電話を設置、来場者は無料で電話が利用できるという形の製品紹介・サービスを行なっていた。

 



 不況の中、展示会場は来場者で賑わっており、企業システム、ネットワークに依然強い関心があることを示していた。(報道局 西川ゆずこ)

http://www2.nikkeibp.co.jp/event/netcom/net_com98/

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