日本電気(株)は、PentiumII-333MHzを搭載したミニタワー型の『Mate
NX』(45万8000円から)や、MMX Pentium-266MHzと13.3インチのTFTディスプレーなどを搭載したノートパソコン『VersaPro
NX VP26C/WX』(70万円から)などを発表した。いずれのモデルも企業向け。2月中旬に出荷を開始する。
PentiumII-333MHz搭載の『Mate NX』
現時点でPentiumIIプロセッサーとして最速のPentiumII-333MHzを搭載する『Mate NX MA33D/M』は、ECC対応32MB(最大384MB)のメモリー、UltraATA対応の4.3GBHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブなどを搭載。チップセットは440LX。AGP対応のビデオチップ『SGS-THOMSON RIVA128』を搭載する(VRAM 2MB)ほか、100BASE-TX/10BASE-TのEthernetインターフェースや、2基のUSBポートを装備している。本体サイズは幅210×奥行き447×高さ450mmのミニタワー型の筐体を採用し、PCIバス×5スロットと、5インチベイ×3スロット、3.5インチベイ×2スロットを装備する。OSはWindows95、またはWindowsNT4.0 Workstationのどちらかを選択できる。ネットワーク上の管理ソフトとして、資産管理や障害調査を行なえるデスクトップ管理ソフト『DMITOOL』や、遠隔操作ができるリモート管理ソフト『pcANYWHERE32』などが付属する。“B.T.O.(Build-to-Order)”システムに対応、ディスプレーやアプリケーションなどを追加することもできる。
MMX Pentium-266MHz搭載の『VersaPro NX』
企業ユーザー向けの『VersaPro NX VP26C/WX』は、ノートパソコン向けの“MMX Pentiumプロセッサー”として最高速のMMX Pentium-266MHzを搭載。32MB(最大128MB)のメモリー、3GBのHDD、最大20倍速のCD-ROMドライブなどを搭載する。ディスプレーは1024×768ドット(最大1677万色)表示ができる13.3インチTFTパネルを採用している。グラフィックチップはTrident社『Cyber9385』(VRAM 2MB)。PCカードスロットはTypeII×2基を搭載、USBポートも装備している。Windows95搭載モデル(70万円)とWindowsNT4.0 Workstation搭載モデル(72万円)があり、本体サイズは幅306×奥行き243×高さ49.5、重さは約3.6kg。バッテリーはリチウムイオン電池を採用、約1.4~2.0時間使用できる。(報道局 井上哲郎)
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