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ジャストシステムが業績予想を下方修正、'98年3月期は45億円の赤字

1998年01月22日 00時00分更新

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 (株)ジャストシステムは、'98年3月期決算の業績予想の下方修正を行なった。また、'98年3月期の赤字決算の責任を明確化するために、同社の役員はすべて役員賞与を返上することも発表した。

 同社の'98年3月期は、売上高が240億円、最終損益は45億円の赤字となる見通しで、中間決算発表時に公表した売上高364億円、最終利益30億円という予想を大きく下回るものとなり、配当も無配となる公算が高くなった。

 同社は、上半期に『一太郎Office8』を発売、また、下半期にも『一太郎Office8Personal』、『一太郎Office8Pro』や、企業向けグループウェア『JOSS2.1』、検索エンジン『ConceptBase Search』などを発売した。

 しかし、景気の先行きが不透明なために企業の情報化投資の抑制感が強まったことで、法人向けの販売が落ち込んだことが、下方修正の一番大きな原因となった。また、マイクロソフト社の製品と競合したために、パソコンにプリインストールされるワープロソフトのシェアが、低下したことも影響した。

 なお、同社では、3月末時点で同社株式を100株以上保有する株主に対し、3000円の同社製品を購入できる優待券を贈呈する株主優待策も発表している。(報道局 佐藤和彦)

http://www.justsystem.co.jp/

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