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[続報]ソニー・コンピュータエンタテインメントは公取委の排除勧告と争う姿勢

1998年01月20日 00時00分更新

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 (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のコメントは以下のとおり。

 「このたび、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、公正取引委員会から、独占禁止法に基づき排除措置の勧告を受けました。当社としては、違法な行為はないと確信しており、当社の販売政策が理解されなかったことは、たいへん遺憾であります。なお、ソフト著作権の権利保護のため、中古ソフトを支持しないという当社の方針が独占禁止法上違法とされるのであれば、著作権法上違法な中古販売が是認推奨されることになります。また、価格については、まったく自由に価格形成がなされており、公正取引委員会の指摘は事実に反するものであります。」

 公取委の勧告の主な内容は、SCEが、『プレイステーション』用のソフトを販売する業者に対し、値引き販売を禁止した、中古ソフトを扱うことを禁止した、卸売販売(一般消費者以外への販売)を禁止した、また、ゲーム機器本体に関しては、卸売販売(一般消費者以外への販売)を禁止したことが、不公正取引にあたるとするもの。

 特に、中古ソフトの販売に関しては、14日に、(社)コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会などが、“違法中古ソフト撲滅キャンペーン”を開始したばかりで、今回の排除勧告における審判でも、中古ソフトの問題が大きな焦点になるものと見られている。(報道局 佐藤和彦)

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