WWWコンソーシアム(W3C)は、マークアップ言語『HTML(HyperText
Markup Language)4.0』を正式に認定したと発表した。
HTML4.0はWebサイト構築用の言語で、『HTML3.2』をバージョンアップしたもの。特徴としては、画像処理機能や表計算機能を改良したほか、画像、文字などの配置の仕方やスタイルシートの標準化、ショートカットやタイトルの作成機能の強化などが挙げられる。また多国語や各種記号も幅広くサポートした。
同言語は米国のマイクロソフト社、Adobe Systems社、Hewlett-Packard社、IBM社、Netscape
Communications社、Novell社、Sun Microsystems社などで構成された“W3C HTML
Working Group”によって開発が進められていた。
W3Cによって正式に認定されるには、3つの段階を経なければならない。まずWorking
Groupが草案を作成すること。次に草案がW3Cディレクターに提出され、承認されること。最後にW3Cのメンバーによる投票を受け、承認されること。HTML4.0の草案は今年7月に公表され、W3Cディレクターの承認を得ていたが、今回、W3Cのメンバー全員が同言語を再試験し、市場への投入に値する言語として認定したことになる。
同言語は、http://validator.w3.org/において無料で公開されており、その機能を確認できる。(報道局 浅野広明)
http://www.w3.org/