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「発売は来年の寒いうちに……」QuarkXPress4.0のコンファレンス開催

1997年12月12日 00時00分更新

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 幕張メッセで12日まで行なわれている"SEYBOLD SEMINARS TOKYO 97"の無料特別セミナーとして(株)ソフトウェア・トゥーとクォークジャパン(株)提供による『QuarkXPress4.0 & QuarkImmediaプロフェッショナルのためのコンファレンスが』開催された。

 同コンファレンスは、国際会議場「コンベンションホール」を使い、定員800名で12日の午後1時30分~4時の1回のみの予定で行なわれるはずだったが、事前登録ですでに定員の800人を超えてしまい、急遽午後4時~6時の2回目を開催することとなった。

 会場では、まずQuarkImmediaのデモが行なわれ、実際に同ソフトを使い制作された英ローリング・ストーンズ誌のコンテンツを見ることができた。同ソフトはQuarkXPressの拡張機能(XTention)のひとつとして使え、QuarkXPressで制作したコンテンツも表示可能。ボタンやポップアップなど動作するものも、ひとつのオブジェクトとして認識するなどQuarkXPressユーザーが使いやすいツールになっている。ソフト自体はMacintosh版のみだが、QuarkImmedia ViewerはWindows版もある。

 受講者全員が注目しているQuarkXPress4.0日本語版のデモは、クォークジャパン(株)の西村氏が行ない、4.0で新たに加わった機能、ベジェボックス、テキストボックスのライン化、画像のクリッピングの編集などを解説した。気がかりな発売日について「来年の第1四半期中に発売したいと考えている。Macintosh版、Windows版とも来年の春、まだ寒いうちに発売する予定です」と3月末までに出荷する準備をしていると語った。
 QuarkXPressが誕生し今年で10年になり、この10年間に、ハードやソフトの進化、ネットワークなどの環境は激変したが、"TIPS&TRICKS" でQuarkXPressのテクニックを見せてくれたDavid Blatner氏が「バージョンが4.0になり機能性が目立っているが、その裏にある可能性を引き出すこと、速いマシンを買う前に、ショートカットなどQuarkXPressの効率よい使い方をマスターすることが大切だ」と言うように、ユーザーもソフトの機能やマシンに頼りすぎず、日々努力することを忘れてはならないと、改めて感じたコンファレンスだった。(報道局 庄田恵美)

http://www.swtoo.com/

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