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IDC Japanが'97年のPC出荷見込み発表、「対前年比0.1パーセント増」

1997年12月09日 00時00分更新

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 米国の調査会社International Data Corporationの日本法人であるIDC Japan(株)は、'97年の日本国内のパソコンの出荷見込みを発表した。'97暦年のパソコン出荷台数は810万9200台、前年比0.1パーセント増の横這いにとどまった。

 '97年を四半期ごとに見ると、第1四半期(1~3月)が226万3250台、前年同期比11.4パーセント増、第2四半期(4~6月)が198万6000台、同6.9パーセント増と前年同期比プラスが続いたものの、第3四半期(7~9月)184万9900台、同10.8パーセント減、第4四半期(10~12月)201万50台、同5.9パーセント減と、下半期の減速傾向が響き、通年で見ると、前年比横這いという結果となった。

 同社では、「ブーム的な普及から次の局面への踊り場を迎えている」として、このマイナス傾向は、'98年の上半期まで続くと見ている。

 ただ、'98年下半期以降は、CPUの大幅な値下げ、Windows98の発売や、CPUにPentiumIIを搭載した10万円程度の低価格パソコンの発売などにより、出荷台数は増加に転ずるとみている。こうしたことから、'98年は853万8000台、'99年は981万9000台、2000年は1118万4000台という出荷台数の予測を発表している。

 また、'97年の特徴として、例年30パーセント前後だった、スモールノートパソコン、ノートパソコンなどのポータブルパソコンの比率が、40.9パーセントにまで高まったことを挙げている。'98年も、ポータブルパソコンの高性能化によって、こうした傾向は続くと見ており、'98年の出荷台数853万8000台のうち、スモールノートパソコンは76万台、前年比8.3パーセント増、ノートパソコンは294万5000台、同12.8パーセント増を見込んでいる。(報道局 佐藤和彦)

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