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Ulead Systems社、日本法人設立に伴い画像処理ソフトなど新製品を発売

1997年11月13日 00時00分更新

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 台湾のグラフィックソフト会社Ulead Systems社は、日本法人ユーリードシステムズ(株)を12月1日に設立する。それに合わせ、Windows 95/Windows NT4.0対応の新製品として、画像処理ソフト『PhotoImpact3.02』、アニメーション3Dタイトル作成ソフト『COOL 3D1.0J/GifAnimator1.5J』を12月19日に発売する。価格は『PhotoImpact3.02Jキャンペーン版』が1万9800円、『PhotoImpact3.02J乗り換え版』1万4800円、『PhotoImpact3.02Jアップグレード版』1万2800円。『COOL 3D1.0J/GifAnimator1.5J』は5980円。

 PhotoImpact3.02Jは、フィルター効果をあらかじめ一覧表示するイージーパレット機能、コントラストやフォーカスなどを自動調整するオートプロセス機能、最高99回までのアンドゥー機能などを搭載する。また、ホームページで使用するボタンを作成するボタンデザイナーや画像データの画質劣化を最小限に抑えながらデータ容量を少なくするスマートセーバーなどWWWページ作成に利用できる機能も備えている。そのほか、画像だけでなく文書や音声データなども登録可能なPhoto Album機能は、各データに撮影日やコメントなどのさまざまな情報を持たせることができ、画像データベースやプレゼンテーションツールとしても利用できる。FlashPixにも対応。なお、キャンペーン版と乗り換え版は、COOL 3D1.0J/GifAnimator1.5Jをバンドルしている。乗り換え版対象製品は、PhotoDeluxe、PhotoShop、DaisyArt、DaisyCollage、Fractal Design Painter、ImageFolio、PaintShopPro、PhotoFinish、Picture Publisher、PictureStudio、SuperKid、WindowsDraw。アップグレード版対象製品は、PhotoImpact3.01SE、Image Pals、iPhotoExpress。

 COOL 3D1.0J/GIFAnimator1.5Jは、COOL 3DとUlead GIFAnimatorの2つのツールで構成される。COOL 3Dはスクロールやズーム、回転など3Dタイトルのアニメーション表示を、テキスト入力以外すべてマウス操作によって行なえるツールで、文書やプレゼンテーション、マルチメディアタイトル、ホームページなどに利用できる。また、Ulead GIFAnimatorは、ホームページ上で使用するGIFアニメーションを作成するツールで、パラパラ漫画を作る要領でGIFアニメーションを作成でき、バナー作成やビデオなどのタイトル作成などに利用できる。

 Ulead Systems社は、'89年8月設立、Windows対応グラフィックソフトの開発および販売を行なってきた。日本国内への参入としては、'93年に(株)アイネスと『ImagePals』の販売契約に始まり、その後'95年住友金属工業(株)による『MediaStudio』発売、'97年カノープス(株)による『iPhotoExpress』、『MediaStudioPro5.0』発売と、各製品のバージョンアップを含め、国内正規販売元を通し製品を出荷してきた。ユーリードシステムズ(株)は、12月19日にImagePalsおよび『PhotoImpact』の販売およびサポートを開始し、12月20日には(株)アイネスからのUlead製品の販売およびユーザーサポート業務の移管を行なう。同社は、日本法人を設立し本格的な国内参入を推進することで、多くのユーザーにビジュアルコミュニケーション環境を創造する機会を提供したいとしている。(報道局 桑本美鈴)

http://www.ulead.co.jp/(12月15日ごろスタート予定)http://www.ulead.com/(台湾本社)

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