さて、前回、前々回でいろんな自転車を紹介しましたが、今回はその自転車を製作・販売する自転車メーカーを紹介したいと思います。
といっても、星の数ほど自転車メーカーがあり、紹介するだけで多分2回3回と連載が続いてしまうのはいかがなものかということで、取りあえずはロードバイクを扱って、そこそこレースなどの実績があるメーカーを紹介します。しかし、それでも紹介しきれないメーカーもあるでしょうが、そのへんは予めご了承下さい。
国産メーカー
まずは国産メーカーからご紹介しましょう。
国産メーカーでレースに参加しているメーカーは、実はそれほどありません。前回の記事でも若干触れましたが、ロードバイクのようなスピードの出る自転車を乗れるような、恵まれた道路事情ではなかったということや、自転車競技といえば競輪という文化的なものがあったりして、実際の所、ロードバイクレース自体もそれほど盛んではなかったという事が影響しています。
パナソニックサイクルテック
意外や意外、あのパナソニックもロードバイクを製作・販売をしています。
とはいえ、完成車を販売しているというよりは、フレームメーカーとして活動してるという状態が正しいでしょう。
それでも90年代ぐらいまでは、ヨーロッパ当たりでパナソニックの冠を付けたロードバイクチームがあり、ツール・ド・フランスにも出ていたりしていました。
今でも、フレームのみの販売ということですが、ファンは多く、都内を走ってるとパナソニックと名前の入った自転車をよく見かけることがあります。
ブリヂストンサイクル
日本のロードバイクメーカーの中で規模が大きく、そして伝統があるのが、ブリジストンサイクルです。
自社内に「チームブリヂストン・アンカー」というチームを持ち、ロードバイク、MTB、BMXと複数のカテゴリーの選手を抱えており、日本でプロ契約をするんだったらブリヂストン! とまで言われるほどプロ契約を目指すライダーの憧れとなっています。また、ブリヂストンが開発・製作・販売するロードバイクは多種多様であり、価格も上は70万円から下は12万円程度まで、約13種と幅広くラインナップされています。
SHIMANO
自転車メーカーとは若干違うかも知れませんが、自転車にとって無くてはならない自転車用部品を開発・製作・販売するメーカーがSHIMANOです。
実際、自転車乗りでこのメーカーを知らない人は相当モグリというか、多分その人ニセモノです、陸(おか)自転車乗りです……と言えるぐらい有名なメーカー。日本国内だけでなく、海外でも知られており、ツール・ド・フランスを7度制覇したランス・アームストロング選手は、このSHIMANO製ディレイラー(変速機)と、ペダルを使っていました。
さて、このSHIMANO自身も「スキル・シマノプロフェッショナルサイクリングチーム」というプロチームを持っており、国内だけでなく、海外でも活動を行なっています。
ちなみに、お金があったらデュラエース一式が欲しい……というのが中高年のささやかな願いだったりします(カンパニョーロという海外メーカーもあるのですが、コンポーネント一式が100万円近くするので、お金があっても買うのがためらわれます)。
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