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初めてからの自転車生活 第4回

もっと自転車メーカーも知ってください

2009年02月19日 21時30分更新

文● 樋山 淳

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イタリアメーカー

 なぜ、いきなりイタリアなんだ! と思う人がいると思いますが、星の数ほどあるロードバイクメーカーの、ほとんどの星がイタリアに集まっているわけで、本来なら国産メーカーよりも先にやらないといけなかったも知れません。それほどイタリアメーカー無しではロードバイクは語れないのです!

コルナゴ

 世界一の自転車メーカーは? と聞かれたイタリア人が、真っ先に名前を挙げるのがこの「コルナゴ」というぐらい有名で、数千人規模のプロ選手を抱えるほど巨大なメーカーです。やはりコルナゴとしては切っても切れないのが「エディ・メルクス」選手であり、その活躍によりエディ・メルクス選手の名前と共に、地位を不動のものとしたと言えるでしょう。

 日本でも人気があり、特に比較的高価なこともあって、中高年の方が乗るのが多いようです。

これは、エントリーモデルの「Primavera105」というモデル。価格は22万ほどします。エントリーモデルということもあって、フレームはアルミニウムできており、他社の同じ価格帯に比べて割高感はぬぐえませんが、まぁやっぱコルナゴですから!!(みたいな空気があるのは事実です)

ジオス

 英会話教室じゃありません。れっきとしたイタリアの自転車メーカーであり、創設は1948年となにげに古いメーカーです。

 ジオス自体は基本的には自社で自転車チームを持つというよりも、プロチームにフレームを供給するメーカーであり、実際はそういう自転車メーカーの方が多いかも知れません。やはり、コルナゴと同じように日本での知名度は高く、結構乗ってる人も見ます。

これは「カーボンライト」というモデル。フラッグシップなので、価格は45万円ほどします。日本ではジョブインターナショナルが代理店となって、販売しています

ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ

 コルナゴでも名前が出てきたエディ・メルクス選手と馴染みが深い自転車メーカーです。

 近年は「ロゴマークにハートが入っててかわい~」とかいって、女性が乗ることが多いっていう話ですが、エディ・メルクスを知る中高年の方には、「こいつに乗るのが夢!」といわせるぐらい人気があるメーカーです。

 ちなみに、一番安いモデルでも30万円はくだらないという値段の高さもあってか、大概の自転車乗りから高級車扱いをされています。

 ちなみに私もお金があったら、デ・ローザが乗りたいです……欲しいです

スティールフレームの「CORUM」というモデル。価格は33万円ほどします。ちなみにデ・ローザのモデルには廉価版はなく、材質の違いからスティール、アルミ、チタン、カーボンと分けられているのに過ぎません。また、スティールモデルも基本的には海外の工場では作らずに自社工場で作っているので、この価格帯になってしまうとか何とか……。ある意味、職人さんのメーカーとも言えますね

ビアンキ

 現存する自転車メーカーの中では一番古いメーカーとされており、創業は1885年とすでに1世紀は疎か120年ほど経っている自転車メーカーの老舗中の老舗です。また、自転車に興味が無くとも「アウトビアンキ」という自動車メーカーは知っているかと思いますが、あれはここから自動車部門が独立したものです。

 さて、ビアンキの代名詞といえば、「チェレステ」と呼ばれる緑色に近い青色の車体カラーで、街中でもこの色を見るとビアンキとわかることでしょう。また、ビアンキ自体はロードバイクだけでなく、折りたたみ自転車、クロスバイク、マウンテンバイクなど色々な自転車を生産しており、総合自転車メーカーと言えます。

これは「928 Carbon SL Super Record Double」というモデル。価格は140万円ほどします。まぁ、実際普通の人が100万円超えの自転車なんて乗ってもあまり意味があるとは思えませんけどね(半分以上やっかみ)

カンパニョーロ

 イタリア屈指の自転車部品メーカーがカンパニョーロです。

 一言で言えば、フレームよりも高いコンポーネントを作るメーカーであり、レコードと呼ばれるコンポーネントはSHIMANOのデュラエースに比べて倍以上の価格がします。

 また、SHIMANOと違い、積極的にカーボン素材を使用をしたりと差別化を行なっています。

 やっぱりあこがれの一品ですけど、部品供給とかが結構心配なので、買うのをためらいますね……、個人的には。

(次のページへ続く)

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