本日、六本木ヒルズ森タワーの東京シティビューで、Windows Mobileスマートフォンのタッチ&トライ スペースの開設を案内するプレス向けイベントが行なわれた。htc NIPPONのデビッド・コウ氏、マイクロソフト株式会社の笹本 裕氏、越川 慎司氏が出席、そしてゲストとして「タッチ、タッチ、タッチ、スマートフォン使い隊」として優木まおみさん、お笑いのザ・たっちが登場し、賑やかなイベントとなった。
いよいよスマートフォン普及が本格化する中、Windows Mobileの戦略は?
まず、最初に登壇した笹本氏は、「Windows Mobileは3周年を迎え、現在では5キャリア24機種4メーカーとなり、対応アプリケーションも充実してきている」と述べた。さらに「スマートフォン市場に対する追い風として、ネットワーク回線の高速化、端末の高機能化と多様化、サービスがネットの普及でクローズドからオープンへ、そして通信料金の低額化&定額化という状況がある」と指摘した。これらを背景にユーザー、およびパートナーに対し、最適なソリューションを提供できるのがWindows Mobileである、とのことだ。
次に登壇したのはhtc Nipponのデビッド・コウ氏は、まずhtcとマイクロソフトの10年に及ぶ協力関係をアピールした。、そして「日本のケータイもオープン化、グローバル化」しており、それに対するhtcからの答えが今回複数キャリアから発売される同社の製品「Touch Diamond」「Touch Pro」だ、とのことだ。
最後に登壇した越川氏は、スマートフォンのさらなる普及のためにWindows Mobile陣営としては、これから年末に向けて「TOUCH! WINDOWS MOBILE」キャンペーンを実施することを発表、東京ミッドタウンイベント会場での実施や、銀座や新宿、渋谷などのHMVでの開催など施策を明らかにした。さらに六本木ヒルズ森タワーでのスカイ・イルミネーションへも特別協賛するということで、今回、マイクロソフト株式会社として、Windows Mobile普及のためにかなり大規模なタッチアンドトライのためのキャンペーンを展開する。
また、その他にキャンペーンサイト「TOUCH!チャンネル」でユーザーのレビューを公開する他に、新サービスとしてフォト共有アプリを提供することも発表した。これはWindows Mobileに特化したアプリとして提供され、Windows Live SkyDrive上の25GBのスペースを無料で利用できるようになるとのことだ。
なお、プレゼンの後の質疑応答では、「シンビアン」や「アンドロイド」など競合の登場についてどう考えているか、という質問に対して、先行する側の余裕というところか、「これからスマートフォンを普及させたいと考えているところなので需要喚起として、また国内ユーザーにとって選択肢が増える、ということで競合の登場は歓迎する」と述べていた。
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