Centrino 2プレミアムモバイル王者決定戦2008 第1回

本気で使えるモバイルノートはこれだ――持ち歩き編

今冬最強のノートパソコン「プレミアムモバイル」王者を決定！

　今冬、ノートパソコンのトレンドは5～7万円台の低価格サブノート「UMPC／Netbook」だけではない。貯金に回した冬のボーナスを引き出して、インテルの最新プラットフォーム「Centrino 2」を搭載した、サックサクの最新ノートパソコンに投資する手があるのだ。

　そのCentrino 2ノートパソコンでも、ASCII.jpがセレクトするのは「プレミアムモバイル」というジャンル。サイズはいずれもA4程度、バッグにすっぽり収まる小型モデルで、本体約1～2kg程度の軽さがうれしい。

　それでいて「OGMやMKVの動画をディープに観たい」「WAVの倉庫にしてiTunes天国に」「RAW＋JPEGの写真をズバババッと整理したい」といった多様な要望にもしっかり応えられる、まさにオールラウンダーの五ツ星モデルが「プレミアムモバイル」なのだ。

　そこで今回は注目の4機種をピックアップし、使用シーンごとに使い勝手をチェックする「性能バトルロイヤル」を実施した。あなたにピッタリのプレミアムモバイル優勝者はどの1台になるのだろうか。さっそく代表4機種のスペック紹介からはじめよう。

ソニー「VAIO type Z」（型番：VGN-Z70B）

ソニー渾身のプレミアムモバイルパソコン。細部まで徹底的に手を入れて作りあげられたその姿は芸術とさえ言える。モバイルと言ってもすべての性能に妥協をしなかったという「完璧なマシン」の性能やいかに。

レノボ「ThinkPad X200」（型番：745426J）

いわずと知れた、モバイルノートの名機「ThinkPad」シリーズ最新版。たわまない質実剛健なディスプレー、そして赤いトラックポイントが目印となり、昔からの愛用ユーザーも多い1台。真価発揮なるか。

東芝「dynabook SS RX 2」（型番：RX2/T9G）

東芝が自信を持って送り出す「世界最軽量」を標榜するモバイルマシン。128GBの大容量SSD搭載により、データの強度（飛びづらさ）と起動の速さ、そして問答無用の軽量性に実力を発揮する。

パナソニック「Let'snote F8」（型番：CF-F8）

ビジネスユーザーから圧倒的な支持を得る「Let'snote」シリーズ最新作。ボディー前面に、持ち運びやすいハンドルを備えているのが大きな特徴。ビジネスモバイル王者の貫禄を見せつけられるか。

Centrino 2プレミアムモバイル4機種の主なスペック
製品名	VAIO type Z	ThinkPad X200	dynabook SSRX2	Let'snote F8
型番	VGN-Z70B	745426J	RX2/T9G	CF-F8
CPU	Core 2 Duo P9500（2.53GHz）	Core 2 Duo P8400（2.26GHz）	Core 2 Duo SU9300（1.20GHz）	Core 2 Duo SP9300（2.26GHz）
画面サイズ	13.1型ワイド 1366×768ドット	12.1型ワイド 1280×800ドット	12.1型ワイド 1280×800ドット	14.1型ワイド 1440×900ドット
メモリー	DDR3-1066 2GB	DDR3-1066 1GB	DDR2-800 1GB	DDR2-800 2GB
グラフィックス	GeForce 9300M GS	Intel GM45 Express チップセット内蔵	Intel GM45 Express チップセット内蔵	Intel GS45 Express チップセット内蔵
記憶容量	200GB HDD	160GB HDD	128GB SSD	160GB HDD
本体サイズ	幅314×奥行き210×高さ33mm（最薄部24.5mm）	幅295×奥行き210×高さ32.6mm（最薄部20.7mm）	幅280×奥行き215×高さ25.5mm（最薄部19.5mm)	幅326×奥行き251×高さ48.5mm（最薄部25.5mm）
重量	約1450g	約1350g	約858g（3セル）、約978g（6セル）	約1630g
光学ドライブ	DVDスーパーマルチ	オプションで選択	DVDスーパーマルチ	DVDスーパーマルチ
実売価格	26万円前後	21万円前後	40万円前後	29万円前後