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3D CGソフト

レビュー:CINEMA 4D R11

2008年10月10日 18時00分更新

文● コンノヒロム

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高度な機能と高い操作性が両立したプロユースの3D CGソフト


CINEMA 4D 【SPEC】
開発元●独マクソンコンピューター社 販売元●(株)ティー・エム・エス 価格●12万6000円(本体のみ)、31万2900円(XL Bundle)ほか
http://www.maxon.net/jp/

対応システム●OS X 10.4以上(Leopard対応) 対応環境●PowerPC G5またはインテルCPUを搭載するMac

【COMMENT】
合理的で堅牢な3D CGソフト。年々着実に機能をアップデートする一方、使い勝手の向上も怠らない。プロにとっては頼れる相棒だ。


 「CINEMA 4D」は独マクソンコンピューター社が開発する統合3D CGソフトだ。

 Windowsに比べてMacには3D CGソフトの選択肢が少なく、プロユースに堪えるものとなるとさらに限定されるが、本ソフトはその有力な選択肢のひとつと言える。

 その際立った特徴は、高度な機能とわかりやすい操作性を兼ね備えている点。モデル作成から質感設定、アニメーション、レンダリング、特殊効果といった膨大な機能を、極めて理路整然とわかりやすくまとめている。

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標準状態の作業用レイアウト。インターフェースは自由にカスタマイズでき、作業に応じたプリセットも用意されている

 また本ソフトは、安定性の面でも高い信頼性がある。ソフトが異常終了する、ファイルが壊れるといった致命的な不具合は徹底排除され、安心して使える。R11も初期版から素晴らしい安定度で、試用中まったく問題がなかった。

 今回のバージョンアップでは、レンダリングとアニメーション関連の大幅な機能追加/向上をはじめ、全般的に機能/操作性の両面で多数の改良がなされている。

 Macユーザーとしては、Leopardで32/64ビット両対応したのもうれしい。

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インストール時は32ビットモードだが、Finderの「情報を見る」で「32ビットモードで開く」をオフにすると、64ビットモードで起動する

 32ビットモードでは単独のアプリケーションが使えるメモリーは4GBまでという制約があるが、64ビットモードでは、制約なしに搭載メモリーを使用できる。

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64ビットモードは1本のソフトが使えるメモリー上限がなく実装メモリーを有効に使えるので、従来は品質を落としたりしていた、より大きなデータも扱える


(次ページに続く)

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