公衆無線LANの時代がやってきた!
昨今、「EeePC」に代表される低価格ミニパソや「iPhone」「iPod touch」のようなネットにつなげる小型端末が登場し、モバイル機器の分野が大きな盛り上がりを見せている。そうしたアイテムの普及で少しずつ変わりつつあるのが、「インターネットは会社や家だけで見るもの」という感覚だ。
超小型で軽量なミニパソやスマートフォンなら、例えば、近所のカフェにも気軽に持ち運ベるだろう。ショッピングに行くときに連れていって、ネットで買うより安いのか調べものをするという使い方も考えられる。旅行のお供にバッグに忍ばせていけば、名所や名店を下調べするのに役立つだろう。
そうしたモバイル機器を出先で活用する上で、ぜひとも利用したいのが、カフェやファストフード、公共機関などでインターネットに接続できる公衆無線LANサービスだ。今回は数あるサービスの中から、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」を詳しく見て行こう。
全国4000以上のアクセスポイントが使える!
ホットスポットがおススメな理由は、何といってもサービスエリアが広いというところ。全国で見ると4000以上という非常に多くのアクセスポイントが提供されている(エリア検索のページはPCがこちら、ケータイがこちら)。
例えばカフェやファストフードで言えば、モスバーガー、タリーズコーヒー、プロントの主要店で利用可能だ。交通機関での対応も手厚く、特に首都圏の地下鉄(東京メトロ/都営地下鉄)では、ほとんどの駅をカバーしている。首都圏に住んでいて都内に通っている人なら、通学/通勤のネット接続でとても役立つだろう。西日本では高速道路におけるアクセスポイントの設置が進んでいて、名神/中国/山陽/九州などのサービスエリアが続々と対応している。
ユーザーのニーズに合わせて料金プランを選べるのも嬉しい。通常は、毎月1680円を払えばすべてのアクセスポイントが使い放題になる月額定額プランに申し込むことになる。出張などで急に出先でネット接続が必要になった場合は、500円で1日中(初回ログイン後24時間)使える「1DAY PASSPORT」のほうが都合がいいだろう。こちらは事前契約や基本料の支払いは不要で、ケータイやファミリーマート(Famiポート)からIDを購入できるためとても気軽だ。
そのほかローミングサービスの充実にも注目したい。これは月額定額プランのユーザーに有料で提供されているオプションで、契約するとホットスポットのログインIDとパスワードを使って他社の公衆無線LANにログインできるようになる。国内では「BBモバイルポイント」と提携しており、ホットスポットと合わせると約7500ものアクセスポイントが使える。海外では、北南米/欧州/アジア/オセアニア/中東/アフリカなど、160ヵ国以上の空港やホテルで利用可能だ。