T教授の「戦略的衝動買い」 第9回

この見た目のインパクト！　スニーカー型ペンケース

一見、スニーカーだが、実はペンケース。カバンから何気なく机の上に取り出すと、周囲の注目を集めること間違いなしだ

　最近は、特に文具好きの人が増えているのかもしれない。パソコンやIT系の雑誌は書店からますます姿を消す傾向にあるが、その代わりにステーショナリー系の雑誌が増えてきているようだ。

　自分がステーショナリーの評論家にとてもなれるとは思えないが、文具は気に入ったモノだけをヒラメキや直感で買うことが一番楽しい。究極は自分の欲しいモノを他人に頼らず自分のお金で創ってしまうのがベストだろう。

　筆者が衝動買いするステーショナリーで、最も頻度が高い多いモノが筆記具。そして二番目に多いのはその筆記具を収納する筆箱やペンケースだ。今回も、毎週出張で出かけている富山県高岡市内で「ヴィレッジヴァンガード」（サブカル系の商品を多く扱う雑貨/書店）に立ち寄り、スニーカー型のペンケースを衝動買いしてしまった。

デザイン家電で有名なブランド「±0」は、上履きバッグ「Sole Bag」を出している。悪のりでコレに入れて携帯してみたが、色のバランスも悪くない組み合わせだと思う

「戦略的衝動買い」とは？

　そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

　それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。