海上保安庁60周年記念観閲式フォトレポート……後編(総合訓練編)
テロリストを鎮圧せよ! 東京湾波高し!!
2008年06月02日 21時00分更新
文● 吉田/Webアキバ編集部
楽しくお別れ、また来年! めんたいキングや篤姫?がお見送り!!
観閲船隊後方からフェアウェルパレードが近づいてきた
正規のプログラムは終了したが、受閲船艇と航空機が最後にフェアウェルパレ-ドで観閲船隊乗船者をお見送りしてくれることに……。海保は言わば「海の警察」ということから、もう少し「おカタイ役所」というイメージだったのですが、これがまた海保船艇や航空機の所属地の「お国柄」を上手く活かしていて、ホント見ていて楽しいモノだった。
福岡海上保安部の「おおほり」に搭乗した「めんたいキング」、本名は「明太子・ルイ・54世」とか……。普段は地元のイベントなどで活躍しているのだろうか?
鹿児島海上保安部の「まなづる」は大河ドラマ『篤姫』から「篤姫」(自称)。ヒジョーに存在感のある「篤姫」ですな
大阪海上保安監部の「みみずく」はもう読者の方にはおなじみの「うみまる」くん。ふと思い出しましたが晴海埠頭のもう一人の「うみまる」くんの運命は、その後どうなっただろうか……
宮城海上保安部の「しらはぎ」は七夕飾りプラス伊達政宗風うみまるお面。手書きのくじらの絵が渋い
名古屋海上保安部の「しやちかぜ」は、金のしゃちほこの旗を掲げつつ手旗信号でお別れ。いやあ、海の男はカッコイイ
東京警視庁の「ふじ」は、地元東京でおなじみ「ピーポくん」だ
神奈川県警の「しょうなん」、乗船しているのは神奈川県警のマスコット「ピーガルくん」。しかしいろんなマスコットキャラクターがいるものだ
さきほどの対テロ訓練ではテロ被疑船に扮した長崎県対馬海上保安部の「たつぐも」が登場。「たつぐも」からは対馬ヤマネコと埴輪武人ヘルメット姿の隊員がご挨拶
北海道は江差海上保安署所属の「かむい」は江差追分に合わせ櫓をこいでパフォーマンス
宮崎の「きりしま」は某県知事が登場。あ、お面だけどね。しかし某知事は人気がありますなあ
青森海上保安部「おいらせ」は、「ラッセラー」のかけ声も勇ましくねぶた踊りでお見送り。いかにも青森らしい演出だ
消防船は「白鳥の湖」のメロディーに合わせて旋回しつつ放水。遠くから見ると単純に綺麗なだけだが、ブリッジではタイミングを計りながら必死に操船しているのだろう
「白鳥の湖」と言えばロシア、ロシア国境警備局「チュコトゥカ」はロシア民謡を奏でながらお別れだ
練習船「こじま」の練習生はウェーブで観閲船隊に別れを告げる。この「こじま」と練習生は、この観閲式後、そのまま海外一周の旅へ
大声で「いってきまーす」と叫ぶ練習生
寄港地の国旗を掲げる練習生。帰国は8月16日だ
彼らの航海の無事を祈る
フェアウェルパレードの最後は日本水難救済会の「曙光」。水難に対する救助訓練や救急器具の整備などを実施する社団法人だ。恥ずかしながら私はこのイベントに参加するまでこのような組織があることを知らなかった
そして観閲船隊も解散。「いず」は見学者を乗せて母港横浜へ
観閲式を終えて東京港へ
整然とした観閲式、緊迫感のある総合訓練、そして楽しいフェアウェルパレードと非常にメリハリの利いたイベントだった。今回、記者は初めての参加だったが、また来年も来てみたい、そう思わせる内容だった。皆さんもぜひ来年は観閲式に参加してみてはいかがだろうか。