やっぱり、薄いって素晴らしいですね
X300は画面サイズと解像度がRX1よりも大きく、かつ本体はRX1よりも薄い。画面サイズが大きい分、横幅と奥行きがRX1より大きくなっており、B5ノートというよりジャストA4ノートに近いサイズだ。ちなみに筆者愛用のカバンとサイズを比較をしてみると、以下のような感じになる。どちらも実際にはソフトケースなどに入れて持ち運ぶのが普通であり、もう少しかさばると思うがそれでもスペースは節約できそうだ。
筆者のカバンは書類の束や分厚い書籍など、重たいものが無理矢理押し込められている状態だ。そこに入れるマシンは強度が弱いと液晶パネルが割れたりするのではないか、という不安に駆られる(そのために分厚いノートしか持ち歩かない習慣になっているのだが)。
X300もRX1もLEDバックライトを採用し、ディスプレー部はかなり薄い。特にRX1は約5mm程度と極薄だが、ディスプレーの端をつかんで前後にゆらすとくねくね曲がる感じになる。これはこれで衝撃を逃がすための工夫なのだが、一方のX300は分厚い外縁のフレームに加え、「CFRP」(炭素繊維強化プラスチック)と「GFRP」(ガラス繊維強化プラスチック)を組み合わせたディスプレー背面カバーにより、あまり曲がったりしない。どちらがいいのかは好みの問題だと思うが、筆者のカバンの状態を考えると個人的には頑丈なほうが安心できる。
キーピッチが一緒なのに
なぜX300のキーボードは大きいのか?
本体が大きいということで、キーボードサイズもX300のほうが若干大きいのだが、実際のところX300とRX1のキーピッチは19mmと同じだ。ただ、RX1は端の方のキーでキーピッチが狭いものがあるのに対し、X300はほぼすべてのキーが同一のピッチとなっている。このため、X300のほうが打ち間違いが少ない印象を持った。またX300はキーは底打ちしてもしっかりしている感じで、ガンガン叩きつけるようにキーボードを打つ筆者にとっては満足度が高い。