その場にいるかのような感覚を味わえるVR出力
本ソフトではパノラマ画像を「QuickTime VR」と「PTViewer」形式で出力できる。後者ではHTMLファイルとJPEG画像、再生専用のJavaアプレットが書き出される。どちらも見栄えなどに大差はないが、ウェブに公開する場合、WindowsやUNIX系OSのユーザーのことを考えて、プラグインのいらないPTViewer形式のほうが汎用性が高いだろう。なお、評価版ではFlash形式で出力できなかったが、販売元によると製品版ではサポートする予定とのことだ。
VR出力は360度撮影時を前提としており、それ以下の角度で撮影した場合でもVRになってしまうのは残念だ。
【Conclusion】
○
色みの異なる画像でも、自動できれいに補正して結合してくれる。縦/横いずれかだけでなく、両方向に結合した大きなパノラマ写真作りも可能。
×
QuickTime VRムービーの作成では360度ムービーしか指定できず、ムービー中にリンクなども設定できない。iPhotoとの連携機能がないのも残念。
(MacPeople 2007年11月号より転載)