このページの本文へ

オンラインウェアがiPod touchで利用可能に!

アップル、iPod touch/iPhone用SDKを来年2月に公開

2007年10月18日 05時58分更新

文● MacPeople編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

米アップル社は米国時間の17日、スティーブ・ジョブズCEOのコメントとしてiPhone/iPod touch用のソフトウェア開発キット(SDK)を来年2月に公開することを明らかにした。

現在、サードパーティーがiPhone/iPod touch用のソフトウェアを開発するには内蔵ウェブブラウザーであるSafari上で実行するウェブアプリケーションという手段しか用意されていなかった。SDKが登場することにより、MacやWindowsのオンラインウェアと同じくハードウェアの能力を生かしたネイティブアプリケーションを開発できるため、プラットフォームとしてのiPhone/iPod touchにいっそうの広がりを期待できる。

Third Party Applications on the iPhone

「Third Party Applications on the iPhone」と題されたスティーブ・ジョブズCEOのコメント。コメント自体はiPhoneを想定した内容だが、最後に「追伸」として「そのSDKは、デベロッパーがiPod touch用のアプリケーションを開発することも可能にする」と書かれている

コメントの中では2月まで時間がかかる理由として、先進的でオープンなプラットフォームを開発者に提供する一方で、ウイルスやマルウェア、プライバシー攻撃などから利用者を守るという2つの相反する要求を満たさなくてはならない点をあげている。携帯電話/無線LAN端末として利用できるiPhoneがかつてないほど先進的なプラットフォームであるため悪意ある攻撃の対象となりやすいという認識を示しつつも、ノキアのように開発者に発行した電子署名によるセキュリティーではなく、あくまでSDKはオープンに提供するという。なお、具体的なセキュリティーポリシーはコメントには記載されていない。


カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中