低価格なのに高速印刷、写真プリント以外は完璧!?
PostScript 3互換の記述言語に対応しており、Macからの印刷もかなりスムーズ。普通紙にテキストを印刷したところ、濃度も高く輪郭もシャープな仕上がりだった。
トナーの飛び散りも少なく、文字や線画の印刷品質はかなり高い。一方写真の印刷では、階調性は悪くないものの、全体的にカラーの彩度とコントラストが低いため、色あせた雰囲気になってしまう。
本機最大のウリは、印刷速度。2048×2560ドットの写真をCore 2 Duo 2.16GHzを搭載するiMacからUSB 2.0接続でA4フルサイズに出力したところ、「ノーマルモード」では約24秒で終了した。また、カラー図版を含む30ページのPDFをOS Xのプレビュー経由で印刷した結果は1分40秒だった。メーカーがうたう20枚/分という印刷速度で単純計算しても1枚印刷するのに1分30秒かかるので、データの処理効率の高さがわかる。カラー印刷速度は、現在市販されている同価格帯のレーザープリンターでは、トップクラスと言える。なお、追加のトナーカートリッジ(実売7000円前後〜)とドラムユニット(実売1万6000円前後)は標準的な価格だ。
【Conclusion】
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印刷速度はカラー/モノクロともに20枚/分で、この価格帯ではトップクラス。トナーを前面から交換できる設計で、上部に作業空間が不要な点もいい。
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カラー写真を印刷すると、彩度が低く色調整できる範囲も狭い。Mac用のドライバーは、ダイアログの日本語化が不十分なのも残念。
(MacPeople 2007年11月号より転載)