東日本電信電話(株)(NTT東日本)は20日、同社元社員の自宅パソコンからファイル交換ソフト「Winny」(ウィニー)のネットワークに対して、同社の顧客情報3万1096件と社員情報1万193件が流出したと発表した。今月4日に同社の業務関連ファイルがWinnyネットワークに流出していることが確認され、13日に顧客情報が流出していたことを確認したという。
流出した情報の内容は以下の通り。
- 顧客情報(氏名/会社名、住所、電話番号、銀行口座情報)
- 3万1096件
- 個人顧客
- 1万9821件
- 法人顧客
- 1万1275件
- 社員情報(氏名、所属組織、電話番号、メールアドレス)
- 1万193件
なお、流出した顧客情報のなかの銀行口座情報は4件としているが、同社のどの契約を行なった顧客情報が流出したかなど、詳細については20日時点で確認した上で、現在精査している段階だという。また、社員情報の件数にはグループ会社の社員や元社員の情報も含まれる。この件に関するNTT東日本への問い合わせ先などは、下記報道発表資料を参照されたい。
掲載当初、20日時点で詳細を把握していないという記述がありましたが、その後NTT東日本から訂正があり、個々の情報を確認した上で現在精査している状況であることが分かりましたので、当該個所を編集しました。 (2007年9月20日)