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航空科学博物館“航空ジャンク市”! 目玉はなんとパイロットのシート!

2007年09月12日 22時00分更新

文● 藤山 哲人

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ジャンクと呼ぶのにふさわしい、L10の前輪格納ドア。ANAから廃品として出てきたということで調べてみると、機体番号をJA8505(ANA:日本)→A4O-TS(Gulf Air:湾岸諸国)→EL-AKG(Air Afrique:西アフリカ諸国)→5N-BBB(Adc Airlines:ナイジェリア)と移し、95年1月(アブダビにて)に廃棄された機体のものだったとか。お値段は価値が分からない20万円

ピトー管と呼ばれる飛行機の速度センサー。写真右のように機首についていて、ピトー管先端から流入する空気の圧力(早く飛べば高圧、遅ければ低圧)と、ピトー管側面(別になっている場合も)から入る速度に依存されない気圧差から対空速度を割り出す。向かい風なら実際の速度(絶対速度)より速くなってしまうが、飛行機に必要なのは絶対速度より対空速度なのだ。上が1万円、下が1万5千円

機体についている各種周波数帯用のアンテナ。いずれも1万円

アンテナいろいろ

空を飛ぶと更新する地上局は機体の下にあるため、機体下側にもアンテナを装備。写真は博物館の展望台から

B737コクピットパネル

WestJet所属B737-200のコクピットパネル。計器は全部抜かれた状態なので、別に買わないとならないけど……。セットで15万円

DC-9コクピットパネル

Alaska Airlines所属DC-9のコクピットパネル。こちらも計器は全部抜かれた状態で10万円

B727計器装備コクピットパネル

おお!計器が入った状態のB727のコクピットパネル! 機長側(左)が50万円、中央のエンジン系パネルが30万円、ランディングギアの昇降スイッチが5万円、副操縦士側が45万円。全部まとめて買うと130万円!

各部分を拡大してみたい人はこちらから

計器が抜かれたコクピットパネルを復元するには、格安な計器類で!いずれも1個3000円と超お買い得価格

エンジン周りの計器

こちらはエンジン周りの燃料系やら温度計、車でいうタコメーターなどなど。全部3000円

痛みの少ない計器類や人気の姿勢儀は、こちらのラックで。お値段も数万円から十万円オーバーのものまで

(次ページへ続く)

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