(株)ビックカメラは21日、心停止状態からの蘇生が行なえる自動体外式除細動器“AED”(Automated External Defibrillator)を24日に発売すると発表した。ビックカメラ有楽町店を皮切りに、全国の店舗で取り扱いを開始する。同時に、有楽町店では同型AEDの店内への設置を行なう。
ラインナップは(株)フィリップスエレクトロニクスジャパンの『ハートスタート HS1』と、日本光電工業(株)の『カルジオライフ AED-9231』の2製品。価格はハートスタート HS1が42万8000円(税別)、カルジオライフ AED-9231が38万8000円(税別)。
ハートスタート HS1は、心臓マッサージの深さや回数、リズムと人工呼吸の回数・タイミングを音声でガイドする“心肺蘇生法のコーチング機能”を搭載したAED。毎日、常に使用可能な状態を保つ機能“自動セルフテスト”を搭載している。アメリカにおいて、医師の処方箋なしで一般市民が購入できる唯一の除細動器だという。本体サイズは幅210×奥行き190×高さ70mm、重量が約1.5kg。
カルジオライフ AED-9231は、蓋を開けるだけで自動で電源がONになるAEDで、“蓋を開ける”“電極パットを装着”“1ボタンで電気ショック”という3ステップの操作で利用できるのが特徴。一日一回のセルフテスト機能に対応しており、異常がある個所はステータスインジケーターで赤色ランプが点灯する。ランプによるバッテリー残量を5段階に分けて表示する機能も搭載している。
同社では、販売開始日である24日にビックカメラ有楽町店の店頭において、AEDの重要性を理解できるように、漫画“ブラックジャックによろしく”の登場人物のモデルである心臓外科医の“南淵明宏”(なぶちあきひろ)氏をゲストとして招いたイベントを開催する。AEDに関する話と、AEDのデモンストレーションを行なうという。