米マイクロソフト社でWindowsのコア コンポーネント開発を統括しているベン・ファティ氏が来日し、セキュリティー分野での同社の取り組みに関して説明した。
プレゼンテーションのなかでファティ氏は、Windows Vistaのリリース後90日以内で発見された脆弱性はたった1件であり、他のOSと比較しても非常に少ないと、Vistaの安全性をアピール。SQL Server 2005に関しても、1年間で発見された脆弱性はゼロ。アナリストからも高い評価を得ているとした。
64bit化はOSの信頼性を高めるチャンス
また、ファティ氏は「OSの64bit化はセキュリティを大きく強化するチャンス。われわれは16bitから32bitへの転換期に,このチャンスを逃してしまった」とも語った。なお、マイクロソフトが年内にリリースする予定の“Windows Server 2008”(Longhorn)は、当初32bit、64bit両方でリリースするが、2009年ごろにリリースされるR2では、完全に64bit化する計画だという。
