AMD初となる“AMD 690V/G”チップセットを搭載したマザーボードが、MSIとBiostarとECSから今週発売されたばかりだが、その“AMD 690”チップセットシリーズの店頭デモイベントが、AMD主催で24日と25日に行なわれる。他社製品との比較デモをはじめ、生活シーンごとのデモを行ない、チップセットのグラフィック性能を紹介する予定だ。ちなみに、AMDがグラフィック製品の店頭デモを行なうのはこれが初となる。
性能比較デモは、同社のイベントではすっかり恒例となったインテルとの対決となる。AMDのウェブページによると、AMDのデモ機は“AMD 690V”チップセット搭載のMSI製マザー「K9AGM2」に「AMD AthlonTM 64 X2 5200+」という構成で、インテルのデモ機は、“965G”チップセット搭載のGigabyte製マザー「GA-965G-DS3」に「Core 2 Duo E6400」を組み合わせた構成となるようだ。デモは、ゲーム、マルチメディア、ビジネスの3つのシーンで行なわれ、ゲームでは「Half Life2」で描画性能にどのくらいの差が出るのかを比較。マルチメディアでは動画再生時のモアレをAVIVOテクノロジにより除去するデモを行ない、ビジネスでは大きなデータを取り扱う際の再描画の速度差などを「Adobe Reader8」を使って比較する。
また、オンボードでの2系統同時出力をAMDプラットフォーム上で初めて実現した“AMD 690G”チップセットのデモとして、HDMI1本でHD動画とサウンドを同時出力する、HDMIコンテンツの再生デモを行なう予定だ。イベント会場は、24日(土)がTWOTOP秋葉原本店、25日(日)がドスパラ秋葉原本店となり、各日とも13/14/15時の計3回行なわれる。AMDのチップセットが気になるという人は、その目で性能をチェックするといいだろう。