3月22日~25日まで東京ビッグサイトで開催される“東京国際アニメフェア2007”。22と23日は、ビジネスデーのため一般入場はできないが、土日の24と25日に来場するみなさんのために、各企業ブースの見どころをダイジェストでお届けしよう!
ってか、これを見れば4月からの新番組がほとんど分かるぐらいガッツリ情報満載で行くぞ!
●日本テレビ
日テレブースでいちばん目を引くのは、なんと言ってもこの“ルパンカー”こと“ベンツSSK1928”だ。しかも、まぶしいぐらいに輝くレッドボディーでルパン仕様に完全改造され、実際に公道を走れるから驚きだ。この車、現在発売中のPS2用ソフト「ルパン三世~ルパンには死を、銭形には恋を~」(バンプレスト)のキャンペーン商品(応募はすでに終了)。近々日本のどこかで公道を疾走する姿が見られるだろう。
●プロダクションI・G
3月からオンエアがはじまった「REIDEEN」と4月からオンエア開始の「ウエルベールの物語」をフィーチャー! 前者は30歳半ばを過ぎたマニアには懐かしいアノ「勇者ライディーン」のリメイク版だ。メカデザインも洗練され、CGで蘇るライディーンは、世代を超えても楽しめる。
●スタジオジブリ
3月17日より公開されている「春のめざめ」が中心。16歳の少年が、同時に同い年の女の子と、10歳も年上の女性に恋してしまうという甘くも残酷な恋物語だ。誰だ!「めぞん一刻」なんて言ってるのは! 大筋はそうかも知んないが^、そこはジブリ作品だけあって、油絵タッチの絵が動くという芸術作品になっている。
●ポニーキャニオン
ポニキャニは新作ラッシュで見どころ満載! 4月からはじまるチャリンコアニメ「Over Drive」に、ちっちゃな女の子に大人気の「かみちゃまかりん」、精霊と音楽のハーモニーがつづる異世界ファンタジー「神曲奏界ポリフォニカ」、ビッグシューターと“ビルドアップ!”の雄たけびが懐かしいリメイク版「鋼鉄神ジーグ」、恋の行方が未解決で最終回を迎え気をヤキモキさせた「英國戀物語エマ」の続編「第二幕」、また京都アニメーションが泣かせてくれるかと期待値の高い「CLANNAD」など、足を運んで損はない! 加えて、独特の世界観で人気を博した「キノの旅」の劇場版のプロモーションも見逃せないのだ!
●フジテレビ
フジテレビは「ゲゲゲの鬼太郎」サイドと、それ以外に分かれている。鬼太郎サイドは“妖怪野球場”なる来客者参加ゲームを開催され、勝てば商品がもらえるとのことだ。また目玉オヤジのノベルティーも配付予定とのことで、ぜひチェックしたい。
反対側のサイドでは、「のだめカンタービレ」の後番組となる「ものの怪」のパネル展示。そして“仮面ライダーBlack RXか?”と思わせるのは、石ノ森章太郎氏原作の「スカルマン」。仮面ライダーの原点となった作品なのだ。今まで映像化されることのなかった「スカルマン」は、この4月末から大人向けのTVアニメとして電波に乗る。あわせて実写の特番も4月21日放送予定となっている。「のだめ」同様、実写とアニメ合わせて楽しみたい作品だ。
●SATELIGHT
見どころは、なんと言っても専務取締役で「超時空要塞マクロス」をはじめとした数多くのメカデザインを手がけてきた河森正治氏が参加する「キスダム-ENGAGE planet-」。4月からオンエア開始されるが、特設ステージの巨大スクリーンで河森メカを満喫できる。さらにブースをひと回りすると! 2メートルほどある巨大なバルキリーの落書きがっ!! なんでも河森氏がブースを覗きに来て10分ほどで描いていったものだという。これも見逃せないぞ!
●GAINAX
“お前のドリルで天を衝け!”の絶叫と文字が躍るGAINAXは、4月スタートの「天元突破グレンラガン」を見逃すな! 美少女&ロボ&笑いの秘孔を知り尽くしたガイナらしいこの作品、オンエア前からかなりの反響を呼んでいる。また会場を闊歩する着ぐるみロボ「グレンガラン」も必見! アニメ以上にカッコイイのだ。
●メディアファクトリー
深夜の萌えアニメ、いや“パンチラアニメ”の帝王メディアファクトリーは、小さいブースながら特濃だ。なぜなら、オープニングから派手に捲れ上がるミニスカートが強烈な「一騎当千Dragon Destiny」のノンクレジットOPに、4月からの新作アニメのプロモーション映像やノンクレジットOPがガンガン流れている。「この青空に約束を」は、美少女ゲームメーカー戯画の大ヒット作をアニメ化、豪華声優陣のビッグタイトル「Shining Tears X Wind」は、SEGAの本格的RPGに萌えベクトル成分も加わってアニメ化。さらに同人誌作家にスポットを当てた「ドージンワーク」に、“む…無理です。”という意味深なキャッチと頬を赤く染めた女の子がオタク魂に火をつける「ひとひら」、アニメ化が決定したぱじゃまソフトの美少女ゲーム「プリズムアーク」のプロモ映像など、人だかりが絶えない内容だ。
●東北新社
縦型巨大モニター&大型プラズマテレビで「REIDEEN」のプロモーションをやっているのはココ! また24日の11時からは、声優さんを招いたスペシャルトークショーも開催予定だ。さらに「REIDEEN」と、これまた新作アニメの「鉄子の旅」の楽しいイベントも開催されている。
●マーベラスエンターテインメント
ここはパネル展示のみとなっているが、7月からオンエア予定となっているOverFlowの美少女ゲーム「School Days」のアニメ化告知ポスターが見られる。ゲーム版からして合計70分のアニメシーンを詰め込み“超大作アニメーションゲーム”と銘打つ作品だけに、期待度も高い。アニメのキャラクタに関する情報がほとんどない現状では、このポスターを見ずにマニア道を歩けないのだ! 神々しい絶対領域をとくと堪能してほしい。
OverFlowのWebサイトでは文字に隠れている「School Days」の絶対領域も、このポスターならバッチリ!メディアファクトリーの人ごみで「この青空に約束を」の詳細が見られなかったらココに来てもいい
●創通エージェンシー
こちらもブースは小さいながらも情報&ノベルティ盛りだくさん。4月からの新作「ぼくらの」は、15人の少年少女がリアルともバーチャルとも呼べない閉鎖空間で終焉を迎えるSF作品。「風の聖痕(スティグマ)」は、ツンデレ好きの期待を一手に集めるバトルアクション、「瀬戸の花嫁」は人魚とのラブコメという新天地が楽しみ、そして「英國戀物語エマ 第二幕」のパネル展示。とはいえ、それぞれの小冊子やカードのノベルティがあるので必見!
●東芝エンタテインメント
ここで一押しなのが昨年9月にアニメ化告知がされたものの、謎のベールに包まれていた「Devil May Cry」のプロモーション映像。6月より放送開始とあって、これをチェックせずにはいられまい! また「Devil~」と正反対に萌えエキスでビジョびじょ美少女なのが「なついろ★ドロップス」だ。「いとうのいぢ氏の絵じゃねー!」とか言う輩はほっといて、夏からのアニメ版に期待!
●ハイビジョン
ぽよよんろっく氏の等身大ポップがひときわ目立つのが、ハイビジョン主催のアキバ系SNS「Filn」。要はオタク限定mixi。渡辺明夫じゃなくて、ぽよよん氏一色で統一されたブースは、サービスとともに異色の存在だ。
●東映アニメーション
「ワンピース」のブースもあるけれど、押さえておきたいのは「Yes!プリキュア5」。「ミュウミュウ」だの「セラムン」だの陰口を叩くマニアもいるが“お前ら1話から通しで見てるか!?”と小一時間問い詰めたい。イヤ、マジおもしろいって! 初回登場で変身アイテムが使えない話なんて聞いたことないぞ! ぜひココでプロモーション映像を見て、悔い改めてほしい。いずれのブースも来客者参加ゲームがあり楽しめる。また6月からオンエア予定の「鉄子の旅」は、Nゲージのレイアウトが展示されて鉄分たっぷりの展示。グルメ・温泉一切ナシ。ただ鉄道に乗ることが目的という“東京近郊区間130円で大回り”といった“鉄”の“道”を極めたものにはソレ系とわかるアニメ作品だ。
●トムス・エンタテインメント
こちらの必見アイテムは、「ルパン三世」峰不二子がまたがるハーレーダビットソンXL1200L。日テレブースと同じで、これもキャンペーン商品だ。オヤジ世代は、エンディングの海岸を走るシルエットが目に浮かぶこと間違いない!
●ANIPLEX
ひときわ大きな特設ステージを設けているANIPLEXも赤丸チェックブース。4月放送予定の作品では、高校野球アニメの「おおきく振りかぶって」をメインに、「天元突破グレンラガン」、諜報機関が暗躍する裏の世界をアクション&SFで描く「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」、竹宮恵子氏作で1980年に劇場版が公開された「地球(テラ)へ…」がTVアニメとなって再び愛の星テラに帰ってくる! また7月から放送予定の「BACCANO!(バッカーノ!)」ブースでは、20人と言われる主人公の大枠が公表されているので見逃さないように!
●KONAMI
「ゆめりあ」から壊れて、いやっ、萌えの頂点に向けて突っ走るKONAMIは、すでにOVAとして発売中の「スカイガールズ」のTVアニメ版の発表が注目。久しくなかった美少女&パワードスーツ物だけにマニア垂涎必須作品。企画進行中というステータスだが、筆者が予測するに夏あたりか!? また24日のコナミブースでは、声優さんを招いたトークショーも予定されているため、時間を確認してミッションコンプリートしてほしい。
●サンライズ&バンダイ
2社合同の巨大ブースは、30歳半ばを過ぎたマニアが泣いて喜ぶサンライズ作品30年分を一堂に集め、各作品1話の映像がガッツリ見られる。バンダイ側には、PS3のキラーソフトとなった「ガンダム無双」がプレイできるスペースも設置されている。ファミリーで行く場合は、お父さんがなかなかブースから離れないという事態が続発すること確実だ。
ここで紹介したのは、おもにアニメ製作関連のブースだ。追ってそれ以外の見どころを公開するので期待してほしい! パンチラ好きにはたまらないスペシャルブースの楽しみ方という最終兵器も用意するので乞うご期待!
