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【レビュー】毎日気軽に持ち歩ける高望遠&光学手ぶれ補正付きコンパクト

EXILIM Hi-ZOOM EX-V7

2007年03月15日 11時42分更新

文● 行正和義

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カシオ計算機(株)のコンパクトデジタルカメラ“EXILIM(エクシリム)”シリーズに、屈曲光学系ズームレンズを搭載した最新モデル『EX-V7』が登場した。従来、EXILIMシリーズの薄型モデルは、ペンタックス(株)との共同開発による“スライディングレンズ機構”を採用した沈胴レンズを使うものがほとんどだった。しかし、EX-V7ではボディーと平行に収められたレンズ鏡胴とプリズムにより、撮影時(電源投入時)にもレンズが伸張しないスリムボディーとなっている。しかも、レンズは光学7倍と高倍率ズームを採用し、かつCCDシフト方式の光学手ぶれ補正も内蔵するなど、薄型コンパクト機としては非常に強力だ。

“EXILIM ZOOM”EX-V7
カシオ計算機の“EXILIM Hi-ZOOM”『EX-V7』

インナーズームで静止画だけでなく
ワイドムービーも快適撮影

撮像素子には有効720万画素の1/2.5型(インチ)CCDを、レンズは35mmフィルムカメラ換算時で約38~266mm相当の7倍ズーム、背面の液晶ディスプレーは2.5インチ23万画素のTFT液晶パネルを装備する。最高ISO 800までの高感度撮影により手ぶれだけでなく被写体ぶれも防ぐというのはデジタルカメラの流行ではあるが、さらに画像認識技術によって画面内の被写体の動きを検出して動きの速い被写体があれば自動的に感度を上げる仕組みを採用するのも、EXILIMシリーズの最近のモデルと同様だ。

本体前面カバーオープン 本体前面カバークローズ
前面のレンズカバーを右にスライドさせるとレンズが現れる。レンズカバーのEXILIMのロゴがモールドとなっており、カメラを持ったときやカバーをスライドさせるときの指掛かりになる。レンズ下にある四角い部分が撮影ライト&AF補助光、横に2つ並んだ小さなミゾがステレオマイク。

ボディーの形状は角に丸みを帯びた薄い直方体で、前面にはレンズカバーが設けられているなど、外観的な特徴はソニー(株)の“Cyber-shot T”シリーズに通じるものがある。レンズカバーを右方向にスライドさせると、レンズが露出するとともに電源オンとなって撮影可能になる。上面にはシャッターボタンのみが配置されており、モードダイヤルやズームレバーなどの操作系はすべて背面に集中している。とはいえ、ダイヤルとズームレバーのほかはカーソルとMENUボタン、再生ボタンのみと非常にシンプルな構成だ。一般的にコンパクトデジタルカメラではズームレバーが横長なのに対し、本機では液晶パネルの脇に縦に長くあるので若干違和感があるほか、ズームする際に誤ってダイヤルを回転させそうになるのがやや気になった。

本体上面 本体両側面
レンズカバー部を除けば非常にスリムに収まっているボディー背面のダイヤル部も右側にあるボディーの切り欠きで回すようになっているためにほとんど出っ張っていない。ボディーはレンズを収める中央部がわずかに膨らんだ形状となっている。右側面のフタはSDカードと電池室で、底面のクレードル端子以外のインターフェースはない。

EXILIMシリーズは、コンパクト機の中でも絞り優先/シャッター速度優先などのマニュアル露出系の機能を備えている機種が多いモデルだが、本機もモードダイヤルにA(絞り優先)/S(シャッター速度優先)/M(マニュアル)ポジションが用意されている。絞りは3段階と多くはないが、単に“オート”や“シーンプログラム”(ベストショット)を用いるだけよりも好みの作画にしやすいのでありがたい。また、新たに“Easyモード”と呼ばれる入門者向けの機能が追加され、モードダイヤルを“四葉マーク”に合わせるとメニュー表示などが初心者向きに分かりやすい表現に切り替わるようになっている。

本体背面
液晶パネルの脇に、縦にあるズームレバーが独特の操作部。露出補正などの操作はカーソルを用いてワンタッチで行える。

動画撮影にも注力している。動画の記録形式はH.264/AVCで解像度848×480ドットのワイドムービーの撮影が行なえるほか、内蔵ステレオマイクによるステレオサウンドの録音機能や、暗いところでも撮影可能な“白色LEDライト”(AF補助光兼用)を装備する。動画撮影でも利用可能な光学式手ぶれ補正に加え、動画撮影中でも光学ズームが利用できるし、屈曲光学方式のインナーズームなのでレンズの駆動音も低く抑えれらている。シャッターを押す前後4秒間の動画を記録する“ショートムービー”や、シャッターを押す前からの動画を記録する“パストムービー”機能などを併せて利用すれば、手軽な動画撮影機としても十分活躍するだろう。

パッケージの付属品一覧
充電やパソコンとの接続、AV出力はすべてクレードルで行なう。電池は細長く、カメラ内部に横に長く格納されている。

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