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科学・生物で気になることをお届け! 「数式なんて知らんし!!」第30回

誰でも宇宙旅行が可能に!? 宇宙ステーションに泊まろう!

2019年08月28日 12時00分更新

文● イラスト●せれろんやまだ(@Celeron_ymd

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月よりお手軽!! ステーションへ旅行

 みなさーん、もしかしたら早くて2020年、宇宙旅行に行けるかもしれないですよー! 行ってみたい人は早めに貯金するといいかもしれないですよー!

 今年6月、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)の商業利用を来年にもOKにしちゃうかも、というリリースがありました。商業利用といっても色々ありますが、中でも一般人の心がワサワサッ! となるのが、なんといっても宇宙旅行ですね。宿泊先はISSです。月よりもまだ手が届きそうですね!

 1988年に計画開始、その10年後から組み立てを開始して、2011年に完成したISS。いろんな国で共同利用する宇宙空間にある実験施設です。今まで数々の宇宙飛行士さんたちがそこに向かい、色々な実験活動をしてきています。完成後、増床を何度か行い、本来であれば2016年その運用を終了予定でしたが、大幅に延び、2024年まではまだ使うみたいです。

 そんなISSを、2020年から商用利用しよう! という流れになったんですね。旅行や宿泊などの宇宙観光だけではなく、実験や観測など、宇宙環境を利用した科学サービスなども含まれます。いやはや、ネタさえあればこれ利用できるかもしんないですね! では、来るべきISS旅行を見据えて、事前の情報収集といきましょう!

 まず、今回の旅行先ISSの場所からです。ISSは地球から高度約400キロメートル上空を、時速約2万7700キロメートルで飛行しています。90分で地球を1周する計算ですね!(飛行機だと平均時速850キロメートルとした場合、連続飛行で約2日で地球1周できます)。なので滞在している宇宙飛行士さんは、地球の1回転を1日と仮に定義すると、私たちの1日が16日になる計算です。なんだかちょっと浦島太郎の気分になりそうですが、大丈夫です。ちゃんと時間は協定世界時を使ってますから、日本との時差さえあれど、地球と同じ日数カウントです。

 観光そして宿泊先はもちろんISSです。計画と建設で22年、運用8年とまる30年経過したこのISS、宇宙空間にあるので、地球とは異なる生活を送ることができます!

 まず、特記すべき事項は無重力空間ということです。地に足がつきません。そのため、ISS内で上下左右という感覚をつかむには少々難儀するかもしれません。そして、宇宙酔いというちょっと厄介な体調不良になっちゃう可能性があります。やはり三半規管がバグってしまうのでしょうか? 酔い止めもあまり効かないらしく、滞在1週間もすれば治るらしいですが、早めにスッキリしたいところですね。

 次はお食事です。宇宙といえば宇宙食。NASAやロシア連邦宇宙局が開発した、“一般食”と呼ばれる決まったメニューと、許可は必要ですがお好きなものを食べられる“特別食”があります。事前予約など、好きなメニューが選べるオプションがあると嬉しいですね! 夕食と言えば、フリーズドライのものやパウチに入ったものが頭にまずは浮かびそうですが、地球からISSへの輸送システムが発達している今日、果物などの生鮮食品もタイミングによっては食べることもできます。電子レンジのような温める機械もあるようですよ!

 服装も、ISS内であれば、地球とほぼ同じ格好で問題ありません。行き帰りだけ『ソコルスーツ』と呼ばれる専用の服を着なければなりませんが、ISS滞在中は地球と同じ服装で大丈夫です。気温も気圧も地球と同じになっていますから。後から述べるアクティビティで船外活動を選択した場合は、あの宇宙服を着る機会もできますね!

 では、ISSに行くため、そして地球へ帰るためにどのような交通手段を使えばよいのでしょうか?

せれろんやまだ

 大手PC関連デバイス販売代理店で敏腕を誇った“姐御”。科学好きが高じてついに連載開始。夢は家事を放棄すること。

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