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今日からはじめるスマートホーム生活第1回

鍵の閉め忘れから鍵の紛失、家の監視までIoT機器におまかせする

2019年08月26日 12時00分更新

文● 島徹 編集●ASCII編集部

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IoT機器によるスマートホーム化で
鍵の閉め忘れや鍵の紛失とオサラバしよう

 日常生活では「家の鍵を閉め忘れたかも……」「財布やパスケースが見つからない」「旅行中に家に残したペットの様子が気になる」といったケースは昔からある。よくある“あるある話”だが、実際に起きてしまうと時間を無駄に使ってしまうだけでなく、精神的なダメージも大きい。

 そこで便利なのが、手ごろな価格で導入できるスマートホーム系のIoT機器だ。スマホ時代らしく、スマートデバイスを活用することでうっかりトラブルを一掃しよう。

「鍵はどこ?スマホはどこ?」
貴重品の場所はスマートタグ「Tile」で探す

「出発前なのに鍵が見当たらない!」そんな時には、スマホからスマートタグを鳴らして探そう

Tile
・Tile
・直販価格
Tile Mate(電池交換版):1972円
Tile Pro(電池交換版):3769円

Tile Mate(電池交換版)Tile Pro(電池交換版)

 「Tile」は、カギなどに取り付けておくと、スマホのアプリから音を鳴らす、場所を検知できる“忘れ物防止タグ”“スマートタグ”と呼ばれるアイテムだ。逆に、スマホが見当たらない場合は、Tileからスマホに大きい音でメロディを鳴らせることでマホを探すこともできる。

スマートタグは鍵などの貴重品と一緒にして置いておく。スマホの近くにある場合は、アプリからスマートタグの内蔵スピーカーを鳴らして見つけやすくなる

 発売中の「Tile Mate(電池交換版)」はコンパクトかつ低価格で、さまざまな製品に取り付けらやすいのが特徴だ。通信距離が最大約45mで7gと軽いので、サイフや手帳に入れても違和感がない。

Tile Mateは安さとコンパクトさが魅力。AirPodsにもギリギリ貼り付けられる

 「Tile Pro(電池交換版)」は、Tile Mateと比較すると音量がより大きく、最大通信距離も90mに強化されたモデル。そのぶん本体はやや大きく、重量も12.8gとなっている。キーホルダーはもちろん、バッグなどに取り付けるのも便利だ。いずれも寿命は1年ほどで、市販のボタン電池を交換して利用できる。

 操作はとにかくシンプル。Tileをスマホのアプリと紐付ければ、すぐにアプリからTileを鳴らせる。逆に、Tileのボタンを2回押してスマホから最大音量のメロディを鳴らすこともできる。使い方に慣れたら、手持ちのカギやパスケースなど紛失すると困るものに装着しよう。

Tileから近くにあるペアリング済みスマホを探すこともできる。ボタンを押すとスマホから大音量のメロディが流れる

 Tile Proを実際に使ってみたところ、広い一戸建てでもない限りスマホとTileが切断されることはほぼない、と言っていいほど感度は良好だった。また、Tileのスピーカー音量が想像よりも大きく、Tileアプリ上でTileとの距離も表示されるため、Tileを取り付けたカギなどを紛失しても、自宅程度の静かさなら容易に探し出すことができた。

 もし外出先でTileを紛失した場合は、アプリ上で最後にTileを確認した時間と大まかな位置が表示される。心当たりの場所をかなり絞れるので、紛失した場所の検討をつけやすくなる。もちろん、Tileのある場所に近づけばアプリに電波の強さが表示されるほか音を鳴らせるので、やや静かな場所なら楽に見つけられるだろう。

 さらに、アプリでタグの紛失を登録すれば、ほかの国内外のTileユーザーが紛失したTileの近くを通った場合、自動的にTileのアプリを通じて匿名で最新の位置情報が送られてくる。都心部の駅など人通りの多い場所なら、ほかのTileユーザーおかげで見つかることを期待できるだろう。

Tileを装着したアイテムを紛失した場合、最後の確認地点が表示される。また、Tileユーザーのネットワークを利用した捜索も可能だほかのTileユーザーが紛失したTileの近くを通った場合、最新の位置情報が送られてくる

 Tileを1回利用すると、カギや入館証、サイフやパスポートケースなど、紛失すると問題のあるさまざまなものに取り付けたくなることは間違いない。男女問わず複数のカバンを毎日使い分けるユーザーなら、カギやポーチの移し替え忘れの防止にも役立つ。

 本体が安価なうえに、各社から革製などの対応ケースが販売されているのもうれしいポイント。IoT機器に興味はあるが、おしゃれかつ手ごろな価格ものが欲しいユーザーや、プレゼント用にもうってつけの製品だ。

  Tile Mate
(電池交換版)
Tile Pro
(電池交換版)
メーカー Tile
サイズ 35×35×6.2mm 42×42×6.5mm
重量 7.5g 12.5g
電池 CR1632 CR2032
通信距離 最大45m 最大90m
音量 1.5×

「鍵を閉め忘れた?」「家から閉め出された!」は
スマートロック「セサミ mini」で解決

駅に着いた段階で「鍵の閉め忘れが気になることもある。しかし、スマートロックがあればすぐに確認、鍵をかけることもできる

セサミ mini スマートロック+WiFiアクセスポイント
・CANDY HOUSE
・直販価格:1万9800円

セサミ miniは4色展開

 「セサミ mini」は、スマホで自宅の鍵を開け閉め可能にするスマートロックだ。多くの家の鍵に被せるだけで、複雑な工事なしにスマートロック化できる。このジャンルの製品では安価かつ最軽量で、多くのドアのカギに対応しているのが特徴だ。

 直販サイトでは「セサミ mini」の本体が1万4800円(税込)で販売されているが、これだけでは設置したドアの近くでカギを開閉することしかできない。外出先から鍵の開け閉めや鍵の状態の確認をしたい場合は、別途「WiFiアクセスポイント」が必要だ。外出先から操作したいなら、最初からセットで1000円ほど安い「セサミ mini スマートロック+WiFiアクセスポイント」を購入しよう。

スマートロックとして外出先からも操作したいなら「セサミ mini スマートロック+WiFiアクセスポイント」を購入しよう

 実際の設置は、扉の内側のサムターン(家の内側から鍵を開閉する“つまみ”の部分)に、セサミ miniの内側の形状や取り付け部分の長さを調節して部品をねじ止めし、あとは付属する3M製の強力かつ、剥がす際はラクにキレイに剥がせる両面テープで固定するだけだ。あとは、スマホのアプリで鍵やWi-Fiアクセスポイントとの接続設定、機器のソフトウェアアップデートを実施すれば利用できる。

大半の家のカギにある、サムターンに被せて設置するセサミ miniを装着したあとも、手動でスムーズに鍵を開閉できる

 スマートロックを使いはじめて驚くのは、鍵に関するトラブルの防止や解決がラクになるため、これまでずっとまとわりついてきた鍵に関する気遣いやストレスから一気に解放されることだ。

 外出先でもアプリで自宅の鍵を開閉できるのはもちろん、鍵の開閉の通知を受け取ることもできる。鍵を閉めたか不安になった場合や、自分や家族が鍵を持たずに外へ出た場合でも、急いで帰宅する必要はなくなる。もちろん、家族も同じようにスマホでカギを開閉できるように設定できる。ゲストへ一時的に鍵の開閉権限を渡すといった使い方も可能だ。

外出先でも家の鍵の状態を確認でき、開閉も可能だ鍵の開閉の履歴も確認できる、開閉ごとの通知を受け取ることも可能だ

 さらに、解錠したら指定時間経過後にオートロックをかける機能や「Apple Watch」で鍵を開けられるなど、スマートロックならではの便利な機能もうれしい。自宅のセキュリティーや防犯については当然自己責任となるが、自宅に近づいたら自動でロック解除する機能や、IFFTTを介したほかのウェブサービスとの連携など、より突っ込んだスマートホーム化も楽しめる。

Apple Watchを使ったBluetoothによる開閉にも対応。もちろん、玄関の前からドア越しにセサミ miniを開閉できる

 従来の鍵はそのまま利用できるし、サムターンも元の状態同じように手動で閉められる。もちろん、サービスや機器のトラブルが100%発生しないわけではないので、いざという時のために自分自身でも鍵は持っておくことをオススメする。

 SESAMI miniのバッテリー寿命は500日だ。1年に1回、大掃除がてらバッテリーや扉との張り付きをチェックすると、トラブルをある程度防止できるだろう。電池は市販のリチウムパック電池(CR123A)×2(700円前後)で、両面テープも公式サイトから2回ぶん350円で購入できるので、運用コストは気にならないレベルだろう。

家の鍵がオートロックされ、スマホに通知がくる。これだけでも鍵のかけ忘れに関する不安は無くなる

 家のセキュリティーをスマートホームの機器+ウェブサービスで運用するのに、心理的な抵抗は若干あるかもしれない。また、マンションの共有エントランスがある場合は、スマホだけで家に入るのは難しいといった課題もある。だが、スマートロックがあれば鍵に関するトラブルを大幅に減らせるのは確かだ。鍵周りで苦い経験の多いユーザーなら、導入を考えたいアイテムだ。

「セサミ mini」の主なスペック
メーカー CANDY HOUSE
サイズ/重量 92.7×57×54.5mm/約107g
電池寿命(CAR123A×2) 510日(1日10回使用時)

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