このページの本文へ

科学・生物で気になることをお届け! 「数式なんて知らんし!!」 ― 第17回

時間の概念は科学で定義されます

「時間」って具体的に何なの? 1秒や1年はなぜこの間隔?

2019年05月01日 12時00分更新

文● イラスト●せれろんやまだ(@Celeron_ymd

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

空を見上げたマクロから原子のミクロへ

 さて、4月1日の新元号発表以降、以前とは異なる形で改元となる今日。みなさんも時代の移り変わりを感じずにはいられないことだと思います。だって平成はおろか、昭和の懐かしメロディとかばんばんテレビでやってるんですもの! 平成ソングなんてまだ懐かしでもなんでもないです!(と、吼える昭和生まれ)こういう番組見てると思いますよね……「あの頃に戻りたい」。そして「未来はどうなるのかな」と。この改元のタイミングは、過去や未来を想う、そう、〝時間の流れ〟を感じる良い機会ですが、さて、〝時間〟とはそもそもなんなんでしょう?

 サクッと言ってしまうと、時間とは〝物事が変化する概念〟です。ん? どーゆーこと? ですよね。

 この現代、時間の流れを把握するものとして「時計」や「カレンダー」がありますが、もしこれらがなかったら、あなたは何で時の流れを把握するでしょうか? 思いつくのは、朝から昼、そして夜に至る流れ、つまり太陽や月の動きですね。もう少し短いスパンだと、乗り物など動いているものの位置、長いスパンだと植物や動物の成長でも時の流れを感じることができます。目で見える変化を、「時間」として捉えているのです。

 この時間、科学はもちろん、哲学や心理学など、あらゆる分野において、その存在を欠かすことはできません。これまでのコラムでも、あえて時間自体の話題には触れませんでしたが、もし時間を用いた話ができなくなったらどうなるでしょう? 宇宙の始まりだとか終わりだとか、それさえも話せないですよね(笑)。物理法則も生命の進化もまったく成り立たなくなってしまいます。

 が、時間を概念のままでおいておくと、特に人間は社会生活ができませんよね? 太陽が昇るまでは夜! という人もいれば、いやいや、もう東の空明るいから朝じゃんという人もいるわけです。朝になったら集合な! と約束したところで、概念の解釈が異なると絶対に集合できません(笑) だって昼でも朝って言いはる人がたまに居ます。だから数値尺度の「時間」が存在するのです。この数値尺度がないと、科学ははじまりません。昔の人は、太陽や水の動きで時間を測っていました。

 しかし、1秒とか1日はある1点を基準にしてこれだけの間隔! とか誰が決めたんでしょうね? 確かに、この間隔は地球が1回自転する間隔だったり、太陽の周りを1回公転する間隔がベースだったりするのですが、実は自転も色々な要因で地味に速くなったり、公転も厳密には365日じゃなかったりするのです。んなもんで、天体基準だとはっきりと1秒や1年の定義ができないんですよね。そこで何を基準にしてるのか、というと……。『原子時計』です。ほら、概念の話からいっきに科学臭くなったでしょ。

せれろんやまだ

 大手PC関連デバイス販売代理店で敏腕を誇った“姐御”。科学好きが高じてついに連載開始。夢は家事を放棄すること。

この連載の記事

週間ランキングTOP5

ASCII倶楽部会員によく見られてる記事はコレだ!

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!