この連載は江渡浩一郎、落合陽一、きゅんくん、坂巻匡彦が週替わりでそれぞれの領域について語っていく。今回は坂巻匡彦が、コルグ本社の下にあるショールームを紹介します。
仕事に行き詰まると、ショールームについつい立ち寄ってしまいます。
コルグ本社の下にあるショールームは新しいアイデアを見つけるのに便利な場所。現行製品のほとんどが並べられており、どれも試奏できるようになっています。製品を演奏していると良い気晴らしになり、凝り固まった頭がリフレッシュできます。
頭が切り替わるといままで気がつかなかったことに目がいくようになり、ほかの製品にも使えそうな機能や改善したいところが見つかります。
製品を触ることはオフィスでもできることですが、あえてショールームに行くのはオフィスでは得られないメリットがあるからです。それほどショールームはさまざまな人が集まる場所だということ。
本社がすぐ上にあるのでコルグ社員が自然と集まり、楽器談義で盛り上がります。さすがに開発中の製品の話まではしませんが、自分が知らない他社製品や自社製品の新しい使い方を共有するだけで新しいインスピレーションになります。
ショールームは一般に開放されていますから、遊びに来てくださったユーザーさんや、機材の相談に立ち寄ったプロのミュージシャンさんたちから聞くリアルな現場の話もあり、いままでに気にもしなかったことを気づかせてもらうことも。
ショールームは製品が生まれるきっかけの場
ここから生まれた製品はたくさんあります。前回に紹介したmicroKORG Sはその1つ。
この連載の記事
- 第304回 企業人としての事業・プロジェクトの終わらせ方
- 第303回 画像生成AIで自作キャラのジオラマアクスタができたぞ〜〜〜!!!
- 第303回 画像生成AIでオリジナルキャラのLoRAができたぞ〜〜〜!!!
- 第302回 「好きな人にSIMは差せますか?」メンヘラとギャルとアイドルが“通信”についてガチで考えた結果【運営レポ】
- 第302回 私の”2年間目標”教えます
- 第301回 人生を変える「2年間目標」の立て方
- 第300回 最新の「Apple Watch」を健康アイテムとして買った 身体というハードウェアがくたびれてきたので
- 第299回 装着式ロボットを組み立てて、撮る
- 第298回 円形のオーディオスペクトラム作ったんですが、Adobe AEの使い方を学ぶよりChatGPTに聞きながらPythonで実装する方がラクでした(個人的に)
- 第297回 子育てしながら働きはじめ、年間目標ならぬ“2年間目標”を立てました
- この連載の一覧へ