最上位のメモリー128GB版(109万4280円!)は一瞬で売り切れ
RTX Spark搭載ノートPC「Surface Laptop Ultra」、ローカルAIで堪能するならメモリーは最低48GBは必要か?
2026年10月12日 17時30分更新
Surface Laptop UltraとSurface RTX Spark Dev Boxの価格発表のシーン。2599ドルという数字を見て予想より安いと感じたが、プレオーダーのストアページを見た瞬間、予想の甘さに打ちのめされた
2026年10月7日10時(北米時間)、Microsoftは北米サンフランシスコにあるDogpatch Studioにおいてイベント「Surface October 2026」を開催し、YouTubeのライブストリームも公開した。その中でNVIDIAの最新SoC「RTX Spark N1X」を搭載した「Surface Laptop Ultra」、および小型デスクトップPC「Surface RTX Spark Dev Box」を正式に発表。発売は2026年10月16日だが、すでにプレオーダーがはじまっている。
Surface Laptop Ultraは、mini-LEDを採用したピーク2000nitの15型「PixelSense Ultra」ディスプレーを搭載。厚みは約19mm(ゴム足含む)で重さは約2kg、冷却力は既存のSurfaceの2.5倍に強化している。USB Type-C充電器は新開発のマグネット式を採用したほか、ボディーの主要部分は分解を前提にした設計など、Microsoftのハードウェア設計に対するこだわりが詰まった1台だ。
バッテリー駆動時でもAC駆動時から性能は1%しか落ちない、という点をアピール。外で作業する機会が多い人にはありがたい。ただし、どんな条件でもそうなるわけではないと考えられるので、実機検証で結論を出したい
冷却システムの熱容量は従来のSurfaceの2.5倍に強化。つまり、従来のSurfaceの2.5倍の熱を受け入れられる設計が求められるということだ。COMPUTEX 2026では、MicrosoftのスタッフからもRTX Sparkは発熱量が大きいため、冷却まわりの設計に苦労したという話が出てきたが、同社の主張を裏付けるものとなった
充電器はUSB Type-C経由だが、ケーブルと本体が磁石で吸着するようになっている。よく見るとUSB Type-Cのコネクターは若干短く設計されており、普通のUSB Type-Cとは異なるルートから電力を供給する構造になっているようだ。USB Type-CとUSB Type-Aのポートの間が不自然に空いているが、これはマグネットで吸着する機構を埋め込むスペースが必要だからだ
Surface Laptop Ultraは大きく2ライン存在する。CPUが18コアでGPUが5120コアなら税込51万3480円(北米では2599ドル)~、CPUが20コアでGPUが6144コアなら税込70万7080円(同3699ドル)~となる。
Surface Laptop Ultraは国内でもプレオーダーがはじまっている。ただし、最上位の構成は2026年10月8日午前5時の段階ですでに売り切れとなっていた。また、ストレージは1TB SSD以外選べなかった
最も重要な点はメモリー容量だ。AppleのMプロセッサーと同様、メインメモリーとVRAMが一体化したユニファイドメモリーのため、この部分の選択が本命であるAI処理の天井を決定づけるからだ。
LPDDR5Xで最低24GB、最大128GBまでの5段階あるが、CPUのコア数で選択肢に制限がかかる。18コアCPUの場合は24GBか32GBモデルのみ、20コアCPUなら最低32GB、最大128GBモデルが選択可能だ(下表を参照)。
発表会のスライドに出ていた2599ドル(つまり、51万3480円)のモデルは、18コアCPU&24GBメモリー&512GB SSD構成の場合であり、20コアCPU&128GBメモリー&1TB SSDという構成なら109万4280円(!)となる。
Surface Laptop Ultraの18コアCPU版はお手頃感はあるものの、RTX Sparkの目指す「ローカルAIを自環境で動かす」にはだいぶ心細い。20コアCPU版こそがNVIDIAの目指す理想を体現できる選択肢であるといえる。
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