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みやさとけいすけの工具探検隊 第149回

普通のカッターでは切りにくい素材もスパッ! 「テクニックナイフ」を試してみた

2026年10月06日 18時00分更新

文● 宮里圭介 編集●こーのス/ASCII

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紙柔らかくて薄い素材もヨレずに切れる!

 日常生活から工作まで、何かとお世話になる文房具のひとつが、カッターナイフ。これ1本あれば、荷物の紐やテープを切る、紙の切り抜き、材料のカット、角の面取りなど、大抵の「切る」「削る」といった作業ができます。それだけに文房具としてだけでなく、工具としても優秀です。

 なお、どんな作業であっても1本で対応できなくもないですが、材料の加工は力を入れやすい大型刃モデル、精密な切り取り作業ならデザインナイフといったように、用途によって種類を使い分けるのがオススメです。

 そんないくつも種類があるカッターナイフのひとつが、「テクニックナイフ」(実売価格 410円前後)。これは薄い紙や柔らかな布、フェルトなどが切りやすいよう特化されているのが特徴です。

 今回は、「テクニックナイフ」を紹介していきましょう。

オルファの「テクニックナイフ」

●通常のカッターナイフとはちょっと違う切り方

 テクニックナイフの最大の特徴は、刃の形。通常のカッターナイフのように直線ではなく、扇形の曲線になっていることです。

刃だけを取り出してみたところ。扇形というか、3分割した円

 この刃のメリットは、切る対象に対して常に浅い角度で刃が当たること。つまり、刃先で素材を引っ張りにくくなり、柔らかくてもヨレずにスッと切ることができます。

真っすぐな刃だとヨレやすいフェルトも……

テクニックナイフならヨレずにスッと切れます

 また、刃先の切れ味が落ちてくるとよくあるのが、切れずにちょいちょい千切れ、ガタガタになるという失敗。とくに強度のない薄い紙や濡れた紙でありがちですが、この失敗も減ります。

失敗例。切れずに引っ張られて周囲を千切り、そこを乗り越えてからまた切れる……というありがちな失敗

 扇形の刃は引いて切るだけでなく、押し付けても切れます。これにより、柔らかい素材をミリ単位で細かくカットできるだけでなく、形をほとんど崩すことがないため、正確なサイズ・形状にできるのがメリットです。

 ためしにフェルトをカットしてみましたが、感覚的には豆腐を包丁で切っている感じ。包丁を当てて引くと、刃に引っ張られてズレたり崩れたりすることがありますが、押し付けて切るなら、キレイに切れますよね。あれです。

押し付けて切れるため、フェルトの形は崩れず、小さく刻めました

 普通のカッターでこれをやろうとしても、押し付けても切れないことがほとんど。引いて切ろうとすると刃が斜めに動いたり、切る対象が動いてしまったりで真っすぐ切れないことが多いですが、テクニックナイフならこういった失敗が激減します。

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