ZEFT R65YCをレビュー【前編】
アイドル時は34dBと極静音、Noctuaファンを合計8基搭載するゲーミングPCはいかが?側面にはCPUとGPUの温度がわかる独自ギミックも
2026年08月29日 11時00分更新
CPU・GPU温度を監視できるデジタルパネルがおもしろい
茶色で彩られた天面には、電源ボタンやUSB Type-C(USB 3.1)とUSB Type-A(USB 3.0)×2、ヘッドフォン/マイク端子などが並んでいる。注目すべきは「Temp」と書かれたボタン。このボタンは、PCケース側面にあるデジタルパネルの切り替え用だ。
このデジタルパネルには、CPUとGPUの温度をリアルタイムで監視できるFlux Proの独自機能だ。Tempボタンを押すと「CPUのみ」「GPUのみ」「両方表示」「両方非表示」で切り替えられる。各温度を手軽に確認できる点は便利で、なおかつおもしろい。
合計8基のNoctua製ファンでアイドル時は34dBと極静音
静音PCの場合、遮音性の高い密閉式サイドパネルを採用することが多いが、ZEFT R65YCはガラスパネルだ。ガラスは音が通りやすいため、静音PCには本来不向きとされているが、インタビュー時にうかがった話では「エアフローの設計がしっかりしているので、ガラスパネルを採用しつつ、PCケース全体のエアフローとファン制御によって、静音性を損ないにくい構成にしている」とのこと。
そんなガラスパネルを開けると、Noctua製のファンと空冷のCPUクーラーが目に入る。内部スペースには余裕があり、ケーブルの露出は目立たない。エアフローと拡張性を考慮した構造になっていた。
本機のエアフローは、前面と電源ユニットのシュラウド上部から空気を吸い込み、背面から排気する。冷却力に定評のあるNoctua製ファンを6基備えているため、冷却力と静音性は十分に期待できる。なお、天面にはPCケースファンがないものの、熱気は上昇するため、上部からもいくぶんが排気されるだろう。
というわけで、本機はNoctua製のファンを合計で8基も搭載している。これだけ多用していれば、相当に静かなはずだ。そこで、騒音計を使って約30cm離れた位置からアイドル時の騒音値を測定してみることに。部屋の暗騒音(環境音)は32.9dBのところ、アイドル時の騒音値は34dBほど。
筆者の耳ではPCが起動しているかどうかすらわからないほど静かだった。瞬間的に35.5dBまで上昇する場面もあったが、人のささやき声と同等の30dB台を維持している点はかなり評価できる。
インタビューでは「このPCケースに付属するNoctuaファンは、となりどうしのファンの回転数を微妙に変えることで共振の発生を抑えている」と語られていた。共振によるハム音(ブーンという雑音)を抑制するため、あえて回転数を変えているというわけだ。さすがはNoctua。
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