このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第579回
山根博士のグロスマレビュー
タブレットよりコレ! 5.2mmの極薄ボディーに高画質カメラ搭載のファーウェイ製折りたたみ機「Pura X Max」
2026年07月05日 12時00分更新
◆ワイドディスプレーがもたらす新しい体験
Pura X Maxを実際に使ってみると、前述した「新感覚」そのものであり、これまで使っていた一般的なスマートフォンや、Foldタイプ、Flipタイプの折りたたみスマートフォンとも使用感は大きく異なる。
先に開いた状態での使用感だが、横にワイドな大きさなので、16:9の動画や4:3の写真の表示も無駄な領域が少ないために、より没入感が高いと感じられる。
2つのアプリの表示も、Foldタイプのように縦方向には長くないが、それぞれのウィンドウが横に広いため、これも十分見やすいと感じられる。左右のウィンドーの幅は、仕切りの部分をドラッグすることで調節できる。
そして縦方向に持つと、こちらの向きでも画面は見やすい。2つのアプリの表示も横ワイドが上下に並ぶため実用的だ。Foldタイプのスマートフォンよりも見やすいと感じられる。
本体を曲げて使うときも、上側、下側それぞれのディスプレーサイズの上下に広さがあるため、これもFoldタイプの折りたたみスマートフォンより使いすいと感じさせてくれる。
一方、本体を閉じた状態のアウトディスプレーも、このように画面内の情報量は多い。Flipタイプの小さい画面や、Foldタイプの縦長の画面サイズとは異なる表示となるわけだ。
閉じた状態でカメラを使うと、アウトディスプレーの全体をプレビューとして利用できるのも便利だと感じた。ただし、一般的なスマートフォンよりも若干幅があるため、片手での撮影を長時間続けていると、本体を保持する指先がやや疲れてしまう。
OSはファーウェイ独自のHarmonyOS 6.1を採用している。ほかにHamronyOS端末があれば画面共有や写真送受信など便利な機能を試せるのだが、残念ながら今回はテストはできていない。また、HarmonyOS上ではAndroidアプリは直接動かせないものの、プリインストールされている「EasyAbroad」アプリから、グーグルや海外SNSなど主要のアプリをダウンロードし、OSのコンテナ上で動かすことができる。そのままHarmonyOS上でAndroidアプリが動く操作感であり、難しいことをしなくともある程度のアプリを入れることが可能だ。
◆Puraシリーズ譲りの高いカメラ性能
カメラは前述した通りだが、広角カメラは5000万画素でF1.4からF1.6までの物理可変絞りを搭載している。望遠は5000万画素の3.5倍でF2.2、超広角は1200万画素F2.2だ。
カメラのUIは本体を開いたときに縦撮影となるのが若干違和感を覚えた。できれば横ワイドで撮りたいところだ。デュアルプレビューをオンにすればこの状態でアウトディスプレーには被写体側から写っている姿が見れる。さらに開いたままでアウトディスプレーだけを使った自撮り専用モードにも切り替えできる。
実際の作例をいくつか見ていこう。まずは超広角での撮影だ。
広角での撮影。いずれも作例は標準モード(1200万画素相当)で撮っている。
3.5倍での望遠撮影。高画質モード(5000万画素)も選べるが、利用できるのは広角と望遠だけだ。
デジタル10倍撮影もしっかりした絵が撮れている。
デジタル最大となる100倍撮影もディテールは甘くなるがSNSに公開する程度なら十分な画質だろう。
マクロはテレマクロに対応している。
可変絞りを使ってみた。F1.4では後方が自然にボケる。
F4.0まで絞るとボケていた背景までしっかりと写る。物理羽根ならではの効果だ。
夜景や暗いシーンもまったく苦にしない。AI処理も自然な仕上げであり、作品として十分鑑賞できるレベルだ。
【まとめ】iPhone Foldがこの形なら人気になりそう
別売のスタイラス「HUAWEI M-Pen 3」に対応し、手書きでの入力も可能だ。M-Pen 3はファーウェイのほかのタブレットや折りたたみスマートフォンでも使える共用ペンで、USB Type-C充電に対応している。
筆者はPura X Maxを1ヵ月ほど使っているが、横ワイドの新しい体験は日常的に使いやすく、動画を見たりSNSアプリを2つ並べて表示したりなど、快適に使っている。またカメラとしての利用も多く、閉じた状態でも撮影しやすい。
iPhoneの折りたたみモデルがほぼ同じ形状で出ると噂されているが、この絶妙なサイズ感は今までのiPhoneやiPadにはないものであり、iPhoneユーザーにとっても気になる存在になるだろう。
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