自作マニア必見! フルモジュラー電源ユニットの配線を100均アイテムを使ってさらにスッキリ&美しくしてみた!

文●宮里圭介 編集●北村/ASCII

提供: ASRock

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「フルモジュラー」=「キレイに組める」わけじゃない!

 フルモジュラー方式は不要なケーブルをなくせることと、ケーブルを1本ずつ増設しながら組み立てられるため、ケーブルの引き回しがかなり楽。さらに、ケーブル密度が減ることから、エアフローの改善も期待できる。

ケースにもよるが、電源ユニットを先に取り付けてからケーブルを挿せる。ケーブルがジャマにならず、作業しやすい

 これは事実だが、だからといって勝手に配線が整列するわけもないし、束ねられることもない。つまり、フルモジュラー方式だからといって、キレイになるわけではないのだ。

 実際、ケーブルを隠せる裏配線もせず、長いケーブルを束ねるといった手間も省き、組み立てやすさ第一で作業した結果がコレである。

ケーブルの処理は考えずに組み立てた例。そこかしこで長さの余ったケーブルがブラブラしている

裏側はケーブルが少な目。ただし、斜めになっていたりと、整然としているとはいいがたい

 見た目は多少悪いものの、PCとしての性能は変わらない。どうせケースを閉めてしまえば見えないので、これでヨシとするのもありだろう。

 ただし、ガラスサイドパネルの場合は別だ。ケースの内部が透けて見えてしまうため、常時見苦しい配線を見せつけられることになる。また、いくら性能が変わらないといっても、こだわって選んだパーツで組み立てたのに、最後で手を抜くというのはあまりに寂しい。

 見た目をキレイにするなら、裏配線をフル活用するのが基本。単に裏側へとケーブルを押し込むだけなら簡単だが、どうせなら、裏配線もキレイに仕上げたくなるのが人情だ。最近のケースは裏配線しやすいよう工夫されているものが多い。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 9800X3D」
CPUクーラー ASRock「Pro 360 ARGB」
マザーボード ASRock「B850 Rock Wifi 7」
メモリー Crucial「Pro DDR5-6400(16GB×2)」
ビデオカード ASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger」
SSD Crucial「P510(1TB)」
電源ユニット ASRock「PRO-M750G」
PCケース Corsair「FRAME 4000D」

 今回組み立て例として使用したFRAME 4000Dもそういったケースのひとつで、多数の面ファスナーが配置されているほか、結束バンドを通すフックも多く用意されており、配線にどこまでもこだわれるようになっている。

 ということで、ケーブルを隠すよう裏配線を活用し、改善したのがこちら。

長く余ったケーブルは裏に回すようやり直し。また、ケーブルが斜めならないよう整えている

ケーブルが表から見えにくい位置に束ねて配置。また、CPUの補助電源ケーブルはケースの端を這わせ、隠れるようにした

 電源ケーブルを背面に回して隠し、整えるというのがメイン。これ以外にも、フロントパネルやオーディオといったケーブルの取り回し位置を変更したりと工夫した。

 ちなみに、PCの性能が変わるか「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を試してみた。解像度を4K、画質をプリセットの「最高品質」とした場合のスコアは、裏配線前で6147だったのが6155へと変化したが、ほぼ同じ。誤算の範囲だ。

 続いて「CINEBENCH 2026」のMulti Threadsも試したが、スコアは5463ptsから5431ptsに変わったものの、こちらも同じく誤差の範囲。なお、CINEBENCH 2026ベンチ中のCPU最大温度も72.8度と72.5度で、ほぼ同じだった。

 つまり、性能面でのアドバンテージはまったくない。このあたりは、最初からケーブルが少なく、雑な組み方をしてもエアフローへの影響を抑えられる、モジュラー方式の強みだ。

 最初と比べれば十分キレイだし、ここまでできれば満足できる人が大半だろう。しかし、さらにもうひと工夫したくなるというのが、自作マニアのサガ。端にチラ見えするファンケーブルが気になるし、裏配線ももっとキレイにできるのではないかと考えてしまうのだ。また、どれだけがんばっても最後まで隠せない、水冷クーラーのチューブや、ビデオカードの電源ケーブルもなんとかしたくなる。

 そこで、手軽に買える100均アイテムを使い、自作PCのケーブル周りをいい感じにする方法はないか考えてみたい。

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