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ファミリーマートのこれが推し

LLサイズも定番に

コンビニコーヒーが進化! 45種類から選べるって本当? ファミマの新マシンを試してみた

2026年06月18日 11時00分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

提供: ファミリーマート

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飲み比べてみた。想像以上に“濃さ”でここまで違う

 しかし……。3段階で濃さが選べると聞いても、正直そこまで違いが出るものなのでしょうか。同じ商品であれば使っている豆は同じはず。

 気になったので今回は、オーソドックスなブレンドと、夏に飲みたくなるアイスコーヒー、アイスカフェラテで、それぞれの濃さ違いを飲み比べてみました。

 まずはブレンドです。

ブレンドは発表会で試飲しました。写真は試飲用カップです

 最初に「普通」を飲んでみます。コクがありながら苦味は強すぎず、素直に「飲みやすいな」という印象。

 続いて「濃いめ」。名前から苦味が強い味わいを想像していましたが、苦いというより風味が豊かでした。コーヒーらしいボディ感が増し、香ばしさやコクをよりしっかり感じられました。

ブレンドは「濃いめ」を選んでも苦いわけではありませんでした。

 最後は「軽め」。口当たりが軽やかで、爽やかな酸味が感じられました。すっきりとした飲み心地です。

 続いてアイスコーヒーです。

アイスコーヒー。左から「軽め」「普通」「濃いめ」です

 「普通」「軽め」「濃いめ」いずれにも共通しているのは、重すぎず、ほどよいビターさと酸味が感じられること。中でも「普通」は、コクと酸味のバランスがよく、飲み慣れたファミマのアイスコーヒーそのもの。

「軽め」はほのかに甘さも感じました

 「軽め」は、後味に爽やかな酸味が残り、より軽やかに。ほのかにコーヒーの甘みも感じられました。一方の「濃いめ」は、コーヒーのコクが最後までしっかり残ります。

 ブレンドもアイスコーヒーも、3種類を飲み比べてみると、同じコーヒーの延長線上で濃さや後味が変化してグラデーションのようでした。

 そしてアイスカフェラテです。

アイスカフェラテ。こちらは左から「ミルクリッチ」「普通」「コーヒーリッチ」。見た目の差はほとんどないですね

​​​ カフェラテはまた違った感じでしたよ!

 アイスカフェラテはファミマカフェ専用ミルクのふわふわの泡が特徴。購入から10分ほど経った状態で飲みましたが、それでも泡は残っていました。

 まずは「ミルクリッチ」から。ミルクのコクがより際立ち、まろやかでやさしい味わいです。次に「普通」を飲んでみると、コーヒーの風味とミルクのコクのバランスが絶妙。

 最後に「コーヒーリッチ」を飲むと、コーヒーの存在感がグッとアップ。コーヒー豆由来の苦みや香ばしさが顔を出します。

ミルクリッチ(左)とコーヒーリッチ(右)。飲んでみると全然ちがう!

 私はカフェラテを飲むならミルク感を求めたいので、個人的には「ミルクリッチ」が好み。ですが、よりコーヒー感を楽しみたい人は、「普通」や「コーヒーリッチ」を選ぶと満足度が上がりそうです。

「軽め」が意外とうまい。その秘密は新マシンにあった

 9種類を飲み比べてみて、特に驚いのは「軽め」と「ミルクリッチ」。

 飲む前は「濃いめは濃い、軽めは薄い」という程度の違いだと思っていたのですが、実際に「軽め」を飲むと、爽やかだけど酸味や甘みなどが引き出されていて、「濃いめ」とは方向性が違うコーヒーの魅力が詰まっていました。

「挽き方調整グラインダ」により3段階の濃さが可能に

 ポイントは、新型コーヒーマシンに搭載された「挽き方調整グラインダ」。グラインダとはコーヒー豆を挽く機構のこと。ファミリーマートのコーヒーマシンでは、注文ごとに豆を挽いて抽出していますが、新マシンではさらに豆の挽き方まで調整できるようになったのです。

豆の挽き目が細かめ=濃いめ(コーヒーリッチ)、粗め=軽め(ミルクリッチ)

 新マシンでは、9段階の豆の粒度(挽き目)を設定可能。細かめの約300μm(マイクロメートル)から、粗めの約700μmまで調整できるとしています。

 一般的にコーヒーは、豆を細かく挽くほど成分が抽出されやすくなり、濃い味わいになりやすいとされています。そこで新マシンでは、細かめの粒度を「濃いめ」、粗めの粒度を「軽め」として設計。

 濃いめ=豆が細かめ、軽め=豆が粗めで変化をつけているため、「軽め」だからといって単純に薄いわけではなかったのです!

軽め=「薄い」わけではなかった!

 カフェラテ、アイスカフェラテも同様です。細かい挽き目のコーヒーを使用したものを「コーヒーリッチ」、粗めの挽き目のものを「ミルクリッチ」とし、コーヒー感やミルク感の違いを楽しめる仕組みになっているそうです。

 ここまで聞くと、「45種類」という数字も単なるメニューの水増しではないことが分かります。ひとつひとつの味を成立させるために、かなり細かいところまで作り込まれているんですね。

新マシンでは、粉とお湯をなじませる「攪拌(かくはん)」の工程を改良。注湯方式を従来のストレート式(一口)からシャワー式(多数口)へ変更し注湯のムラを極力なくし、さらに、従来比1.2倍の攪拌力を持つ新ポンプを採用するなどして、ハンドドリップの抽出を再現しています。

 また、新マシンではメニューごとに蒸らし時間や抽出時間も細かく設定。ブレンド、アイスコーヒー、カフェラテなど、それぞれに適した抽出を行うことで、豆の風味を引き出した味わいを実現しているそうです。

 こうした挽き方と抽出の両面を細かくコントロールできる仕組みを備えたコーヒーマシンは、コンビニ業界では初だとしています(マシンを導入開始した2025年6月1日時点)。

なぜそこまでやるのか?
世界一バリスタが目指した「本当においしいコーヒー」

 「コンビニコーヒーのマシンってそんなことになっていたの!?」とちょっとびっくり。発表会では、ファミリーマートのコーヒーマシンを共同開発しているバリスタの粕谷哲さんにお話をきくことができました。

コーヒー抽出の世界大会「World Brewers Cup 2016」で優勝した“世界一のバリスタ”粕谷哲さん。2020年からファミマのコーヒー開発を手掛けます。

 粕谷哲さんは、開発にあたって一貫して「豆の個性をきちんと表現すること」にこだわったとのこと。

 「なんとなくおいしいから、このコーヒーにしているわけではありません。なぜこの豆なのか、なぜこのブレンドなのか、なぜこの焙煎なのか。そこまで考えて表現しています」

 その考え方は、今回の新マシンにも反映されています。

 例えば「濃いめ」なら、単純に濃くしたり苦くしたりするのではなく、雑味を抑えながらコクを引き出す。「軽め」なら、ただ薄くするのではなく、コーヒーらしい風味を残しながら軽やかに仕上げる。メニューごとに異なる味わいを実現するため、挽き目や抽出時間まで細かく調整しているそうです。

 開発期間は約4年。試飲を繰り返しながら、理想の味を追求していったといいます。

 粕谷さんは「世界で一番おいしいコンビニコーヒーを作ることを目標にしてきた」と語ります。

 さらに、「世の中で“これがいい”と言われているコーヒーを作りたいわけではない。自分が世界で見てきた経験から、本当においしいコーヒーとはこういうものだと伝えたい」とも話していました。

左はファミリーマート商品本部 ファストフーズ部長 高倉一真さん

 ファミリーマートという全国約1万6400店舗のネットワークを通じて、多くの人においしいコーヒーを届ける――。そんな思いが、新型コーヒーマシンの細かなこだわりにつながっているようです。

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