Amazonがカラーになったペン対応電子書籍端末「Kindle Scribe Colorsoft」を発表~読むことと書くこと、そして考えるためのデバイス
2026年06月01日 16時00分更新
「書くこと、考えること」への特化。20周年に向けたKindleの進化
冒頭、アマゾンジャパンの後藤氏は、2027年にKindleが誕生20周年(日本上陸15周年)を迎えることに触れ、「Kindleは単に本を読むためのデバイスから、書き、考えるためのデバイスへと進化を続けている」と強調した。2022年に登場した初代「Kindle Scribe」は、汎用タブレットとは一線を画す「集中できる環境」と「書き心地」が支持され、2026年3月までに月間アクティブユーザー数は4.6倍に急増。今回の新モデル投入により、その流れをさらに加速させる狙いだ。
11インチへ大型化しつつ「薄型・軽量・高速化」を極めたハードウェア
新シリーズのコンセプトとして後藤氏が掲げたのは「4つのこだわり」だ。1つ目は、Kindle史上初となるカラーディスプレイ「Colorsoft」の搭載。これにより、ビジネス資料のグラフやマンガ、ハイライトをカラーで楽しめるようになった。2つ目は、紙に近い書き心地の追求。新設計のテクスチャ成形ガラスとプレミアムペンの組み合わせに加え、CPUの高速化により応答速度が劇的に向上している。
3つ目は、ビジネスツールとしての完成度だ。本体は従来の10.2インチから11インチへと大型化しながらも、厚さは5.7mmから5.4mmへ、重量も433gから400gへと薄型・軽量化を実現。さらにGoogle DriveやOneDrive、Microsoft OneNoteといったクラウドサービスとの連携を強化し、ドキュメントのインポートやメモのエクスポートをスムーズに行えるようになった。4つ目はUIの刷新で、ホーム画面からワンタッチでメモが取れる「クイックメモ」や、ノートと本をプロジェクトごとに整理できる「ワークスペース」機能などが追加されている。
内部には新しいクアッドコアチップと増量されたメモリ、最新のOxideディスプレイ技術を採用。これにより、ページめくりや手書きの応答速度が従来比で約40%高速化しており、ストレスのない操作感を実現している。
また、新開発のテクスチャ成形ガラスと、視差(パララックス)を最小限に抑えたディスプレイスタックにより、ペン先が画面に直接触れているような自然な書き味を追求。フロントライトシステムも刷新され、小型化されたLEDを従来の2倍搭載することで、ベゼルのスリム化とムラのない均一な照明を両立させた。バッテリー持続時間は、モノクロモデルで最大16週間、カラーモデル(Colorsoft)でも最大8週間という驚異的なスタミナを誇る。
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