データ転送はWi-Fiが快適
長期取材でも余裕のバッテリー
スマホへの録音データの転送には、Bluetoothに加えてWi-Fiも使える。スペック上はBluetooth比で最大10倍の速度で同期できるとされており、実際に帰宿後すぐにWi-Fi経由でデータを転送したところ、長時間の録音や複数ファイルをまとめて送っても待ち時間は短かった。
取材終わりにホテルで素早くデータを整理したい場面では、この転送速度の差は体感としてはっきり出る。Bluetoothは、Wi-Fiが使えない場面のサブ手段と割り切るのがよさそうだ。
ローカルには64GBの内蔵ストレージを備えているため、クラウドに頼らずとも数日分の録音データを余裕で保持できる。Wi-Fi経由でスマホへ自動バックアップする設定にしておけば、データ紛失の心配もほぼない。
公称45時間の連続録音というスペックは、さすがにすべては検証できていない。ただ6日間の取材日程を通じて、帰国日に残量が10%にはなったものの充電切れになることはなく、バッテリー管理のストレスは皆無だった。
充電は90分でフル充電が完了する仕様で、朝の支度中にさっとつないでおけばその日1日は問題なく動く。スタンバイ時間は最大107日とされており、帰国後数日使わなくても満充電に近い状態が保たれていたのは地味に助かった。
唯一の懸念点が充電ケーブル。独自の磁気コネクターを採用しており、USB Type-Cへの変換アダプターは同梱されているものの、ケーブル自体はUSB Type-A端子だ。2026年の製品として設計の古さを感じる部分ではある。
普段からUSB Type-C端子のみの充電器やモバイルバッテリーを利用していると、とっさの場面で充電できないと感じることがあった。
長期取材だけでなく商談やミーティングにも合う
AIボイスレコーダー
イベント取材の現場で求められるのは、「手間なく録れて、あとで読み返せる」という単純な機能だ。Comulytic Note Proはその要件を、コンパクトなボディーと無制限の文字起こしでクリアしている。
充電ケーブルの独自仕様という弱点はあるものの、これは競合製品も同様のものが多い。筆者としては、6日間の展示会取材のお供として、Comulytic Note Proは及第点以上の活躍をしてくれた。インタビューが多い取材者にとって、無料プランでも文字起こしの時間を気にせず使えるのは大きなアドバンテージだ。
Comulytic Note Proの本体価格はAmazon.co.jpで3万円だが、6月2日までは早割価格で7000円引きの2万3000円で購入できる。
また、同期間に購入したユーザーには月額2980円のプレミアムプランを3ヵ月間無料で利用できるクーポンコードも配布される。
AIボイスレコーダーとしてはやや高価な価格帯だが、早割価格を考えればかなりお買い得な設定だ。無制限の文字起こし、要約機能が無料で使えることを考えれば、長く使うほど運用コストの低さが際立ってくる。
筆者にとってMWCへの参加は今回が2回目。海外取材はまだ経験が浅く、毎度手探りの部分も多い。それでも昨年と比べて取材をスムーズにこなせたと感じているのは、Comulytic Note Proの存在が少なくないからだと思っている。
取材現場だけでなく、日々の生活の中でも記憶の補助をしてくれるAIボイスレコーダーとして、手放せないガジェットのひとつになりそうだ。
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