分析対象世帯:単身世帯・家族世帯, 分析期間:2025/1/1~2025/12/31, 食卓機会:三食計(朝昼夕計), 分析カテゴリ:主食、汁物、主菜、副菜、果物、菓子・デザート, 指数:加工度構成比(加工度:食卓に出現したメニューがどのような手段、加工品を用いて作られたのかを表す分類)
一人暮らし=自炊しない/つい外食やコンビニで済ませがち。
そんな印象を持っている人も多いはずです。でもその印象、実はまったく間違えているみたいなんです。とある調査が明らかにしたのは、あまりにも意外な傾向でした。
調査によると、単身世帯の食事のうち、38.5%は手作り。つまり、一人暮らしでも4割近くは”ちゃんと自炊している”計算になります。一人暮らしの人、思ったより、自炊してますね〜。
本題はここから。この“自炊事情”に、もっと大きな変化が起きているのです。
過去15年の推移を見てみると、単身世帯では手作りの割合が徐々に増えている一方で、家族世帯では逆に減少。特に朝食でははっきりと「手作り離れ」が進んでいます。
その結果、2025年時点では単身世帯31.8%、家族世帯33.5%と、ほぼ同じ水準にまで接近。つまり「一人暮らしは自炊しない」というイメージとは逆に、いまや自炊割合は家族世帯とほとんど変わらないのです。たしかに、家族世帯も家族世帯で、家事負担は大きいですからね。
このままの流れが続けば、立場が逆転する可能性すらありますよね。そう考えると、この変化、かなりのインパクトがありませんか。
変化の“中身”にも目を向けてみます。
単身世帯の食卓では、すべてが手作りに向かっているわけではありません。スパゲティーやラーメンのように、手作り化が進むメニューがある一方で、焼きそばなどはむしろ市販品や惣菜の活用が進むなど、手作りと簡便化を使い分ける動きが見られます。
一方の家族世帯では、少し様子が違っています。主食もおかずも含めて、多くのメニューで手作り率が低下しており、食卓全体で“省力化”が進んでいる傾向がはっきりと見て取れます。
一人暮らしは「作るか、買うか」を選びながら食べているのに対し、家族世帯は全体として“食事準備の省力化”へとシフトしている……そんな実態が想像できます。
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