「iPhoneはiモードに勝てない」と言われていた
初代のiPhoneといえば3.5インチのディスプレイで通信規格は2GといえるGSM、アプリストアは存在せず、ウェブ閲覧とメールがメインであった。カメラもフロントには存在せず、静止画しか撮影できなかった。アクティベーションするにはパソコンにつなぎ、iTunesから行った。
機能はしょぼかったが、タッチパネルという直感的な操作体系が魅力的だった。
一方、当時のiモード端末といえば、ウェブ閲覧にメール、ゲーム、音楽再生、テレビ視聴(ワンセグ)、おサイフケータイ、赤外線通信など、本当に多機能であった。
機能的に見れば「iPhoneはiモードに勝てない」なんて言われていたものだ。
実際、ソフトバンクがiPhoneを取り扱い始めた当初は、孫正義社長(当時)が想定したほど、iPhoneは売れてなかった。ソフトバンクがなんとか実質無料で購入できるキャンペーンを編み出し、無料であればと、お試し的にiPhoneを購入する人が増えていったのだった。
当時、ソフトバンクのネットワーク品質も酷く「iPhoneには興味あるけどソフトバンクは嫌。ドコモからiPhoneが出るまで待つ」という人も多かった(20年の時を経て、ネットワーク品質がこんなにも逆転するとは想像もできなかった)。
日本のiPhoneを振り返ると、アップルは日本のキャリアとメーカーを翻弄し、時に業界再編の引き金を引いたこともあった。アップル無くして、いまの日本のスマホ業界は語れない。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第273回
トピックス
ANAモバイル開始、その裏で存在感を放つIIJ JALとの違いも鮮明に -
第272回
トピックス
アップル、グーグルに引き離される可能性 Androidを変える「先回りAI」の衝撃 -
第271回
AI
「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ -
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か -
第269回
トピックス
通信費が0円に? 楽天がモバイルWi-Fiをバラまく本当の狙い -
第268回
トピックス
mineoが“フルMVNO”に挑む理由 格安スマホ市場の変化が背景に -
第267回
トピックス
菅元首相に“ハシゴを外された”楽天モバイルの踏ん張りに期待 -
第266回
トピックス
スマホ値上げの足音 実質1.6万円のNothing Phoneが“最後の良心”に? -
第265回
トピックス
アップル巧妙な新手数料 スマホ法“肩透かし”で終わる可能性 -
第264回
トピックス
KDDI×ローソンが挑む“ニュータウン再生” 住民は不安も、採算に自信 - この連載の一覧へ












