世界最大テックイベント「CES 2026」現地レポート 第41回
QWERTYキー付き機に「飛び出すカメラ」スマホまで! CESで見つけた2026年スマホの異端児
2026年01月19日 13時30分更新
モトローラスマホの最上位モデル
「motorola signature」
モトローラの顔となるハイスペックモデルとして、2026年から登場するのが「signature」シリーズだ。これまでの同社のスマートフォンもedgeシリーズの上位モデルが高い性能を有していたが、signatureはウルトラプレミアムラインとして、性能だけではなくデザインや仕上げも向上させた製品となる。2026年1月から各国で順次販売が始まる。
チップセットはSnapdragon 8 Gen 5クラスを搭載、ストレージは最大1TB。ディスプレーは6.8型でカメラは「razr fold」と同じ5000万画素トリプル仕上げ。さらに背面はパントーン監修のカラーを採用し、ガラスや高級レザー風仕上げのモデルとなる。バッテリーは5200mAhを搭載予定とのこと。
本体厚さは6.99mm。iPhone Airほどの薄さはないものの、7mmを切る厚さは持ってみるとかなり薄いと感じられた。
ワールドカップ限定のフリップスマホ
「razr FIFA World Cup 26 Edition」
レノボは2026年6月から開催される「FIFA 2026ワールドカップ」の公式スポンサーだ。そのコラボモデルとして、傘下のモトローラからも記念モデル「razr FIFA World Cup 26 Edition」が発表された。
ベースとなるスマートフォンは日本でも販売中の「razr 60」(北米では「razr 2025」)。閉じると3.6型、開くと6.9型のディスプレーが利用できる。ボディーカラーはサッカーフィールドの芝と情熱を思わせるグリーンで、背面には大会ロゴもプリントされている。
発売は2月12日からで、グローバル版はSIMフリー、北米版はVerizonとTotal Wirelessからのキャリア販売となる。
FIFAをインスパイアした専用の壁紙や着信音のほか、カメラアプリにはFIFAのウォーターマークを追加する機能も搭載されている。サッカーファンにとってコレクタブルな製品にも仕上がっているのだ。
目に優しい第三のディスプレー搭載
「TCL NXTPAPER 70 Pro」
TCLのNXTPAPERは液晶ベースながら、長時間の利用でも目が疲れにくい加工をした新しいタイプのディスプレーだ。ナノエッチング加工したマット層を表面に置き紙のような質感を再現、ブルーライトカットや円偏光光学技術で自然光に近い光を再現し、さらにAI駆動のスマートコンフォートモードにより目の負担を軽減する。そして電子ペーパーのようなモノクロ表示のモードも可能だ。
その最新ディスプレーである「NXTPAPER 4.0」を搭載したスマートフォンが「TCL NXTPAPER 70 Pro」だ。
ディスプレーサイズは6.9型でチップセットはMediaTekのDimensity 7300を搭載。カメラは5000万画素を搭載するミドルハイクラスの製品だ。2026年2月に発売予定で、価格は339ユーロから。
本体の右側面にはNXTPAPER keyを備える。スライド型のスイッチで、Full Color Mode、Color Paper Mode、Ink Paper Mode、Max Ink Modeを切り替えできる。それぞれ液晶フルカラー表示、カラー電子ペーパーに似た表示、モノクロ電子ペーパーに似た表示、モノクロ2階調表示となる。
フルカラー表示以外では電子ペーパー風の表示となるが、ディスプレーの駆動方式はあくまでも液晶であるため、電子ペーパー固有の画面表示切り替え時の残像は一切起こらない。またMax Ink Modeでは、通知をOFFにすることで読書7日間、待ち受け26日間という驚異の駆動時間を可能にする。
さらに専用のスタイラス「T-Pen」による手書き入力にも対応。T-Penは充電不要で使用できる。本体に収納はできないがケース背面に装着可能で、いつでも手書きが可能だ。
正方形カードサイズのAIスマホ
IKKO「MindOne」
ワイヤレスヘッドフォンなどを展開するIKKOが、クラウドファンディングで出資を募った4Gスマートフォン「MindOne」の実機が公開された。出資者への発送は2025年12月末からの予定だったが現在遅延している模様。とはいえ、CESの同社ブースに実機が展示されていたことで、スケジュールに遅延はあるものの製品はしっかりと開発済みであることが実証された。
本体サイズは約86×72×8.9mm、重量は132g。ディスプレーは4.02型の1240×1080ドットでリフレッシュレートは60Hz。ディスプレー表面は9H相当のガラスで保護され、傷がつきにくくなっている。カメラは5000万画素1つで普段は背面側に折りたたまれており、必要に応じて180度開けばフロントカメラにもなる。
本体上部にはAndroid 15と、IKKOのAI機能を使うAIOSへの切り替えボタンがある。また、内蔵vSIMの呼び出しもこのボタンからできる。
AIOSではテキストや音声の読み上げや翻訳、自動文字起こしや要約が可能。また、カメラで撮影したオブジェクトの情報表示といった機能が使える。一部はAndroid側のAI機能もこちらのモードから使用可能。手のひらサイズのAIコンパニオンとして使うことができるわけである。
そして、キーボードカバーをつければQWERTYキーボード端末として長文の入力も可能になる。ただしカバーは残念ながらまだ実物に触ることはできずキーストロークなどは試せなかった。単体でAI機能を使うもよし、キーボードをつけて使うのも便利という、欲張りなスマートフォンと言えるだろう。

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