●1台3役! マルチメーターと信号発生器機能も使う
マルチメーター(テスター)画面を表示するには、画面右下の「DM」とある部分をタッチします。
機能は左から、Auto、Voltage(電圧)、Resistance(抵抗)、On-off(導通チェック)、Diode(ダイオード)、Capacitance(静電容量)、Current mA(微小電流)、Current A(電流)の8つ。機能は画面のタッチで切り替えます。
なお、電圧と電流に関しては、さらにタッチする(もしくは、Intensityダイヤルを押す)ことで、直流と交流とを切り替えられます。
マルチメーターによくある熱電対を使った温度計機能や、周波数・デューティー比計測機能などはありません。温度計についてはどうしようもありませんが、周波数・デューティー比計測はオシロスコープの方でできるので、困ることはないでしょう。
マルチメーターからオシロスコープに戻りたいときは、左上の「Back」をタッチするだけ。面白いのは、マルチメーターの機能はそのまま使えるので、右下、DMの部分に小さく表示されます。
これは信号発生器機能も同じで、DMの上、DSの部分に表示されているのがわかるでしょうか。上の例だと、5kHzの矩形波が出ています。
ちなみに、信号発生器の設定画面を表示するには、この「DS」部をタッチするか、「DDS」というボタンを押します。
信号の波形は、Sine(サイン波)、Square(矩形波)、Ramp(三角波)、DC(定電圧)、Noisy(ランダム)、Half-Wave(半波整流)、Full-Wave(全波整流)、POS Stair(上り階段)、NEG Stair(下り階段)の9種類。周波数はSineで10MHz、それ以外は2MHzまで。振幅は0.1~3Vの間で設定できます。
オシロスコープ、マルチメーター、信号発生器の3つの機能は切り替えて使うのではなく、同時に利用可能。これ1台で、テスト用の信号を生成しつつ、挙動をオシロスコープで確認、マルチメーターで回路をチェックする、といったことができます。
●USB-C対応で充電もデータ転送も簡単
背面にあるUSB Type-Cからは、本体の充電が可能。以前紹介したFNIRSIの「DPOS350P」(関連記事:タブレット型のオシロスコープ、思った以上に操作感がいい!)は、なぜかUSB Type-CなのにQCの12V充電となっていましたが、2D15Pでは無事、USB PDに対応。最大12Vでの充電が可能となっていることが確認できました。
このUSB Type-Cは充電だけでなく、PCとの接続にも利用可能。メニューから「USB Sharing」を「ON」にしてからPCと接続すると、リムーバブルメディアとして認識されます。これで、本体に保存した画面の画像をPCへと取り込むことや、新しいファームウェアの書き込みなどができます。
全体的に感じたのは、タッチによる直観的な操作と、物理ボタン・ダイヤルによる素早く正確な操作を上手く融合しているな、ということ。価格は3万3999円とそれなりにしますが、この価格で100MHzの2chオシロスコープとマルチメーター、そして信号発生器が手に入ると考えれば悪くないでしょう。限られた工作スペースに置く計測器として、なかなか魅力的な1台だと感じました。
●お気に入りポイント●
・マルチメーター機能まで搭載
・物理ボタン&ダイヤルで操作感アップ!
・そこそこ画面が大きく、それなりにコンパクト
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